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サイバーパンク漫画のおすすめ20選【完結作品をランキングでご紹介】

「サイバーパンクSF漫画 おすすめ20選」アイキャッチ画像

生物工学やサイボーグを扱う「サイバーパンク漫画

「機械化テクノロジー」や「未来のガジェット」にわくわくできるジャンルですよね。

でも意外とマイナーな分野なので、次に読む作品を見つけるのが大変。どこで探せばいいのか分からず悩んでいる方も多いと思います。

  • 面白いサイバーパンク漫画は?
  • ネットで探してもなかなか見つからない!
  • 『AKIRA』とか『攻殻機動隊』みたいな漫画はどこにある?

こうした悩みを解決するため、この記事では「おすすめのサイバーパンク漫画20選」をランキングで紹介します。

どれもワクワクできる面白い漫画なので、ぜひ最後までご覧ください。


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サイバーパンク漫画おすすめ20選ランキング

それではここから、サイバーパンク漫画のおすすめ20選を紹介していきます。

「おすすめポイント」や「注意点」をまとめているので、漫画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

1位 AKIRA

🥇おすすめ度:89
★★★★★

圧倒的な画力と世界観世界中のクリエイターに衝撃を与えたSF大作

あらすじ

未来の荒廃都市「ネオ東京」。そこでは「超能力者」をめぐって、政府、バイク少年などのグループが争っていた。ある日、主人公である少年・金田は、最高機密「アキラ」をめぐる騒乱に巻きこまれてしまう。この騒乱のなかで、金田は暴走する超能力者と対決することになる。

おすすめポイント

荒廃したパンクな世界観を味わえる近未来SF。

まず作画がすごいです。緻密な線、圧倒的なディテール、3Dのように立体的なコマは、今読んでも息を呑むようなクオリティ。

日本の漫画界には「大友以前・大友以降」という言葉がありますが、大友さんが後世のクリエイターに与えた影響はすさまじいと思います。最近だと2022年の洋画『NOPE』で、『AKIRA』へのオマージュが話題になりました。

アニメ映画版も海外で大人気なので、そちらも含めてぜひチェックしてほしい名作です。

「AKIRA」の感想・評価

読み始めたら止まらない5.0
考えさせられる4.0
画力がすごい5.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会3.0
未来的なガジェット2.0

こんな人におすすめ

・画力がすごい漫画を読みたい
・パンクな「ネオ東京」を味わいたい
・立体的なアクションが好き

ストーリーがやや分かりにくいです。物語を楽しむというより、画力や世界観を味わうつもりで読むといいと思います。


2位 PLUTO

🥈おすすめ度:85
★★★★

ロボット漫画の金字塔。謎だらけのSFサスペンス

あらすじ

ロボットと人間が共存する近未来。ある時、世界最高水準のロボットたちが、次々と襲われるという事件が発生する。捜査官のゲジヒトは現場検証に向かうが、やがて彼は奇妙な連続事件の謎に巻き込まれていく。

おすすめポイント

浦沢直樹さんによる傑作SF。鉄腕アトム「地上最大のロボット」を見事にリメイクし、手塚治虫文化賞を受けた作品です。

全8巻とコンパクトにまとまっていますが、個人的におすすめしたいのは第1巻。すばらしい完成度です。ハラハラドキドキするようなサスペンス要素がありつつ、自然と涙が出てくるような美しい感動エピソードもあります。

特に「ノース2号」のエピソードは圧巻。このエピソードだけでも、第1巻を買う価値は充分にあります。

ゼロニウム合金でつくられた最高水準ロボットたちや、「テンマ型チップ」と呼ばれるデータチップなど、サイバーパンク的な世界観も魅力。

近未来で巻き起こる謎だらけのサスペンスをぜひ味わってください!

「PLUTO」の感想・評価

読み始めたら止まらない5.0
考えさせられる5.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会5.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・ロボット漫画が好き
・21世紀の「鉄腕アトム」を読んでみたい
・ミステリやサスペンスが好き

SFというよりも「サスペンス」の要素が強いです。科学的な説明はあまり出てこないので、コアなSFファン向きではないかもしれません。


3位 攻殻機動隊

🥈おすすめ度:84
★★★★

原点にして頂点。本格サイバーパンクの金字塔

あらすじ

マイクロマシンが普及した西暦2029年の日本。サイバー技術の悪用が広がるなか、公安警察組織「公安9課」はサイバー社会の治安維持をおこなっていく。

おすすめポイント

電脳化やサイボーグが広まった世界で、公安9課がサイバー社会の治安維持を行う近未来SF。SF好きを唸らせる設定がたくさん出てきます。

・コンピュータ攻撃
・光学迷彩によるカモフラージュ
・監視カメラのIRシステム

情報量もすさまじくて、90年代はじめに書かれたとは信じられないクオリティです。重要な情報がさりげなく描かれていることもあるので、1コマ1コマから目が離せません。

押井守監督のアニメ映画版も絶賛され、世界中で今もなお語り継がれる不朽の名作。もし読んだことがなければ、ぜひ手に取ってほしい作品です。

「攻殻機動隊」の感想・評価

読み始めたら止まらない4.0
考えさせられる4.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会5.0
未来的なガジェット5.0

こんな人におすすめ

・ハードなSFが好き
・サイバー技術にワクワクする
・警察や刑事を扱った作品が好き

欄外の注意書きが多いです。情報量が多くて疲れてしまうかもしれません。


4位 BLAME!

🥈おすすめ度:84
★★★★

ナゾだらけのネットワーク世界。沈黙の傑作

あらすじ

はるか遠い未来。どこまでも広がる階層都市。あまりにも発達したインターネット社会が暴走し、無秩序でカオスな世界が広がっていた。その世界で探索者キリイは、世界のコントロールを取り戻すため、何千というフロアをさまよっていく。

おすすめポイント

とにかく荒涼としたネットワーク社会がすごい。どこまでも広がる世界に圧倒されます。「サイバー型ダンジョン」とでも言えばいいのか、とにかく巨大すぎる建築物が出てきて息を呑むほど壮観です。

しかもそのダークな建物のなかを、探索者がたった1人ポツンと歩いていきます。その静かな感じが胸に訴えてくるんですよね。まるで美しい水墨画を見ている時のような、おごそかな気持ちになります。

「超構造体」や「統治局」など、謎に包まれたシステムも登場。唯一無二のサイバーパンク世界に浸ってみませんか?

「BLAME!」の感想・評価

読み始めたら止まらない4.0
考えさせられる4.0
機械化・生物工学3.0
ネットワーク社会5.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・読んだことのないような漫画に出会いたい
・サイバー型ダンジョンを探検してみたい
・終末ものが好き
・ダークな雰囲気が好き

作者のクセが強いです。好き嫌いが分かれると思います。個性が強烈なので、試し読みをおすすめします。


5位 EDEN 〜It’s an Endless World!〜

🥈おすすめ度:82
★★★★

「楽園」はどこにあるのか? 世界の意味を問いかける哲学SFマンガ

あらすじ

ウイルスの大流行により、世界が危機に直面した未来社会。やがて世界は原父(プロパテール)という勢力に支配されてしまう。主人公である少年エリヤは、この恐ろしいプロパテールと対立し、激しい戦いを繰り広げていく。

おすすめポイント

生物を改造できてしまう近未来SF。生物工学、ナノマシン、量子コンピュータなどの技術が出てくるため、サイバーパンクな世界観を感じることができます。

あと、ストーリーに作者の思想が表れているので、色々と考えさせられる作品です。第1巻のプロローグはユートピアのような幸せな雰囲気で始まりますが、それ以降はどんどん残酷になり、目を背けたくなるようなシーンも出てきます。リアルな社会問題に斬りこんでいく展開が、シリアスで凄まじいです。

恐ろしいテクノロジーが使われる終末世界。そんな未来にも「楽園」は存在するのか? 哲学的な問いを投げかけてくるSF長編です。

「EDEN」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる5.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会3.0
未来的なガジェット2.0

こんな人におすすめ

・考えさせられる作品を読みたい
・政治や社会システムに興味がある
・生物学テクノロジーについて興味がある

作者のメッセージが強く、やや説教くさいです。「頭をからっぽにして楽しみたい」という人には合わないかもしれません。


6位 銃夢

🥈おすすめ度:82
★★★★

サイボーグ少女×バトル漫画。ハリウッド映画化もされた本格SF

あらすじ

空中都市ザレムが支配する世界。地上ではゴミを再利用する「クズ鉄町」が広がっていた。そんなある日、クズ鉄町のゴミ山のなかで、少女型サイボーグが掘り出される。機甲術を身につけたサイボーグ少女ガリィは、やがて様々な強敵とたたかうことになる。

おすすめポイント

シンプルにかっこいいです。立体的なアクションシーンは見ごたえバツグンですし、全体として作画クオリティが高い。

ナノマシンや脳チップなど、サイバーパンクSFを強く感じさせる世界観にも痺れます。怪しげなガジェットの数々が心をくすぐるんですよね。

「アリータ: バトル・エンジェル」としてハリウッド映画化もされています。しかも製作にはジェームズ・キャメロンが参加しているというから驚き。世界的にも有名な本格SFです。

「銃夢」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる3.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット5.0

こんな人におすすめ

・格闘サイボーグの活躍を見たい
・少年漫画やバトルものが好き
・ナノマシンや脳チップにわくわくする

少年漫画っぽさが強いです。やや子供っぽいシーンもあるので、「攻殻機動隊」などを好むコアなSFファンにとっては物足りないかもしれません。


7位 監視官 常守朱

🥉おすすめ度:80
★★★

隠れた「潜在犯」を追え! 未来的なガジェットだらけのSFクライムサスペンス

あらすじ

「シビュラ」というシステムにより、精神が数値化される世界。その数値「PSYCHO-PASS」の大きさによって、警察は事前に「潜在犯」を見つけ出すことができる。そんな近未来で、新人刑事・常守朱は、見つけ出された潜在犯の捜査に挑んでいく。

おすすめポイント

名作アニメ「PSYCHO-PASS」の漫画版。アニメの面白さをほとんど失うことなく、見事にコミカライズされています。

本作の大きなポイントは「潜在犯」という発想です。「怪しい人たちは取り締まってしまえばいい」という考え方なので、まだ何も悪いことをしていない人でも重罪になりかねません。

罪を犯していない人も取り締まるこのシステムについて、監視官・常守朱は大きなジレンマを抱えることになります。

世界観はサイバーパンクに近いです。サイボーグや電脳などの要素はありませんが、執行官が所持する「ドミネーター」などの未来的なガジェットが出てきます。

近未来を舞台にしたSFクライムサスペンス。警察ものが好きな人にもおすすめの作品です。

「監視官 常守朱」の感想・評価

読み始めたら止まらない4.0
考えさせられる5.0
機械化・生物工学2.0
ネットワーク社会5.0
未来的なガジェット5.0

こんな人におすすめ

・「潜在犯」というコンセプトが気になる
・近未来のガジェットにわくわくする
・刑事ドラマが好き
・サスペンスが好き

SFとしてのオリジナリティは弱いと思います。「ブレードランナー」や「マイノリティ・リポート」などに似ているので、コアなSF好きにとっては物足りない可能性があります。


8位 機動警察パトレイバー

🥉おすすめ度:80
★★★

警察もの×ロボットSF。多発する「レイバーの悪用」に対処せよ!

あらすじ

歩行式の作業ロボット「レイバー」が活躍する近未来。多発する「レイバーの悪用」に対処するため、警視庁のパトロール部隊が活躍する。

おすすめポイント

基本的には警察もので、警視庁のパトロール部隊を描いた作品です。

交通整理、人命救助などリアリティのあるエピソードが多く、人気ドラマ「踊る大捜査線」シリーズにも大きな影響を与えました。(同ドラマの監督で知られる本広克行さんは、パトレイバーの大ファンだと公言しています)

あと、キャラクターが生き生きしているところもポイントです。警視庁のメンバーはみんな個性的。メカ好きなヒロインも良いですが、特にイチオシなのは「後藤さん」ですね。オトナな上司ですし、じわじわと魅力を感じさせるキャラクターでした。

押井守監督によりアニメ映画化されました。そちらも素晴らしいので必見です。

「機動警察パトレイバー」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる3.0
楽しい5.0
機械化・生物工学2.0
ネットワーク社会3.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・警察ものが好き
・ロボットSFが好き
・オトナな上司「後藤さん」がどんな人か気になる
・踊る大捜査線シリーズが好き

ストーリー性が弱いです。日常的なエピソードもあるので、壮大な展開を求めている人には不向きだと思います。


9位 All You Need Is Kill

🥉おすすめ度:78
★★★

過酷なタイムループを生きのびろ! 圧倒的な画力で魅せるSFアクション

あらすじ

「ギタイ」という敵に襲われている地球。主人公のキリヤ・ケイジは軍人として「ギタイ」と戦うが、そのなかで奇妙なタイムループに巻き込まれる。繰り返される激闘のなか、キリヤは敵を倒すためにあがきつづけていく。

おすすめポイント

すばらしく高品質な漫画です。

まずコミカライズを担当したのが「DEATH NOTE」の小畑健さんなので、画力がすごい。圧倒されます。

・絶望ただよう風景
・恐ろしい表情
・細かくデザインされた機動ジャケット

とにかく絵の質が高いです。リアルな作品世界を味わえると思います。

あと全2巻なのでコンパクトです。スピード感のある展開でムダがなく、あっという間に読めます。

トムクルーズ主演で映画化もされた名作。圧倒的なクオリティをぜひ味わってください!

「All You Need Is Kill」の感想・評価

読み始めたら止まらない4.0
考えさせられる3.0
画力がすごい5.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会3.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・タイムループものが好き
・メカやロボットSFが好き
・画力の高いマンガを読みたい

全2巻なので短いです。キャラクターや世界観の深掘りは不十分だと感じました。


10位 シドニアの騎士

🥉おすすめ度:77
★★★

謎の生命体「ガウナ」とは何なのか? 圧倒的な世界観を誇るSFアクション

あらすじ

謎の生命体「ガウナ」に太陽系を破壊されてから1000年。宇宙船「シドニア」の最下層で育った青年(谷風長道)はパイロットとなり、人類の存亡をかけた任務に身を投じていく。

おすすめポイント

「BLAME!」でも知られる弐瓶勉さんの代表作です。

弐瓶作品の読みどころといえば、その緻密な作品世界。細かく作り込まれたSFワールドに魅了されます。

・ヘイグス粒子
・人工カビ
・クローン
・光合成できるシドニア人

細かく作りこまれた設定がすごいです。さらには「シドニア百景」と呼ばれる風景画まで描かれており、SF好きにはたまらない面白さを味わえます。

TVアニメ化、劇場アニメ化もされた人気作。ぜひチェックしてほしいSF漫画です。

「シドニアの騎士」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる3.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・SFワールドに圧倒されたい
・謎の生命体「ガウナ」が気になる
・メカSFが好き
・宇宙漫画を読みたい

作者のクセが強く、分かりにくいところがあります。キャラクターの表情や場面転換が見づらいシーンもあるので、試し読みでチェックしておきましょう。


11位 ディメンションW

🥉おすすめ度:76
★★★

電気だらけのスタイリッシュな世界観。びりびり痺れるようなSFアクション

あらすじ

西暦2072年、人類は無限のエネルギーを取り出せるようになり、発明品「コイル」を使って生活していた。ある日、コイルを回収する「回収屋」のキョーマと、女性型アンドロイドのミラが出会う。やがて2人はタッグを組み、コイルの謎に迫っていくことになる。

おすすめポイント

電磁誘導装置「コイル」をめぐるSF漫画。何もかもが電気化されているスタイリッシュな世界観が魅力です。

・西暦2072年
・未来都市セントラル47
・支配的なニューテスラ社
・コイル回収屋とアンドロイド少女

見るだけでわくわくするようなサイバーパンク世界。びりびり痺れるような面白さです。

魅力的なキャラクターと、軽妙なストーリーでぐいぐい読ませます。アニメ化もされた人気作。年齢や性別を問わずおすすめできる漫画です。

「ディメンションW」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる2.0
機械化・生物工学3.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット5.0

こんな人におすすめ

・スタイリッシュな作品が好き
・SFアクションが好き
・人型アンドロイドや電気コイルにそそられる
・謎めいたストーリーが好き

SFというよりもアクション要素が強いです。バトルを楽しみながら読むのがいいと思います。


12位 BIOMEGA

🥉おすすめ度:76
★★★

重厚なバイオパンクSF。謎のウイルス「N5S」をめぐる陰謀とは⁉︎

あらすじ

西暦3005年。謎のウイルス「N5S」が広がる未来の地球。東亜重工のエージェント(庚造一)は、ウイルスに侵された人工島「9JO」に入る。そこで彼はある少女を発見し、やがて世界を支配しようとする組織「DRF」の陰謀に巻き込まれていく。

おすすめポイント

「BLAME!」や「シドニアの騎士」でも知られる弐瓶勉さんのSFアクション。圧倒的な世界観がかっこいいです。

・ダイナミックな建物
・荒涼としたアクションシーン
・奇妙で美しいキャラクター

作者の個性が爆発していて最高にクールです。ダークな世界観にぐいぐい引き込まれます。

東亜重工、CEU、マイクロボルトなど多くの組織が出てくるところも魅力。さまざまな思惑が入り乱れるストーリーから目が離せません。

弐瓶ワールド全快のバイオパンクSF。要チェックです。

「BIOMEGA」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる4.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット3.0

こんな人におすすめ

・謎のウイルスをめぐる物語が気になる
・唯一無二の世界観に浸りたい
・壮大なスケールを味わいたい
・SFアクションが好き

ストーリーが複雑で分かりにくいです。頭を空っぽにして楽しみたい人には不向きかもしれません。


13位 アップルシード

🥉おすすめ度:76
★★★

理想郷「オリュンポス」の光と闇。人間とバイオロイドは共生できるのか?

あらすじ

荒廃した22世紀。人類最後の理想郷とされる巨大都市「オリュンポス」では、人口の50%が「バイオロイド」になっていた。その理想郷「オリュンポス」に招かれたデュナンとブリアレオスは、そこで新しい生活を始めようとするが、やがてオリュンポスをめぐる大きな陰謀に巻き込まれていく。

おすすめポイント

「攻殻機動隊」でも知られる士郎正宗さんの代表作。やっぱり完成度が高いです。

戦闘サイボーグ、バイオロイド、ロボット警察官など、本格的なサイバーパンクSFの世界を味わえる作品。さまざまなガジェットが出てくるところも魅力です。

難しい用語については、コマの外にある余白で説明してくれます。SFに慣れていない人でも学びながら楽しめると思います。

80年代から2010年代にかけて何度もアニメ化されている人気作。映画が海外で先行リリースされるなど、今もなお世界のSFファンを虜にしている名作です。

「アップルシード」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる4.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・バイオロイドやロボット警察官の世界を味わいたい
・「攻殻機動隊」が好き
・勉強になる作品が好き

4巻で物語が中断されています。作者が凍結宣言を出したため、打ち切りのような形です。読む際には注意してください。


14位 ORIGIN

🥉おすすめ度:76
★★★

退廃した社会×ロボットSF。ハードボイルドな本格サイバーパンク

あらすじ

西暦2048年の東京。ロボット技術が発達した世界。人型ロボットORIGINは、「父さん」の言葉を受けて人間として生きることを決意し、人類へ反逆しようとする8体の兄弟ロボットと激闘を繰り広げる。

おすすめポイント

「Dr.STONE」で知られるBoichiさんのSFアクション。

「退廃した社会×ロボット」という独特なコンセプトで、ハードボイルドな世界観が特徴的です。

本作の1番のポイントは「人間のふりをするロボット」という設定。主人公の正体がバレないかドキドキハラハラします。

サイボーグ、外骨格、光学迷彩など、サイバーパンクな設定も楽しめる作品。第22回文化庁メディア芸術祭で、マンガ部門の大賞を受けた実力派漫画です。

「ORIGIN」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる4.0
画力がすごい5.0
機械化・生物工学3.0
ネットワーク社会2.0
未来的なガジェット2.0

こんな人におすすめ

・ロボットものが好き
・ハードボイルドな世界観が好き
・「Dr.STONE」のような絵のタッチが好き

キャラクターの顔がかなりユニークです。Boichiさんの絵はアクが強いので、人によっては合わないかもしれません。


15位 マルドゥック・スクランブル

🎖️おすすめ度:74
★★

科学治療で生きのびたサイボーグ少女。骨太なSFサスペンス

あらすじ

孤独な少女バロットは、シェルという男の計画によって裏切られるが、捜査官イースターと不思議なネズミに助けられて一命を取り留める。科学治療によって、あらゆる電子機器を操る力「スナーク」を手に入れた彼女は、自分を裏切ったシェルの悪行を暴くために戦っていく。

おすすめポイント

冲方丁さんのSF小説(日本SF大賞受賞作)をコミカライズした作品。

「聲の形」や「不滅のあなたへ」などで知られる大今良時さんが作画を担当しています。

ストーリーの序盤はアクションが多くて、科学技術を使ったSFバトルを楽しめます。しかし本当に面白くなるのは後半。手に汗握るような展開にページをめぐる手が止まらなくなります……

大今さんの初連載マンガなので荒削りなところもありますが、独特なタッチが心地良いです。柔らかいタッチの作画にはどこか明るい印象があり、SF漫画にしては親しみやすいと思います。

2010年代にはアニメ映画3部作が公開されました。少女バロット役は、綾波レイなどで知られる林原めぐみさん。こちらも必見です。

「マルドゥック・スクランブル」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる3.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会2.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・SFサスペンスが好き
・少女「バロット」の運命が気になる
・「聲の形」のような絵のタッチが好き

大今さんの初連載マンガなので、ややぎこちないところがあります。シーンの内容と絵がうまく合っていないなど、違和感をおぼえるかもしれません。


16位 ノー・ガンズ・ライフ

🎖️おすすめ度:72
★★

痺れるほどかっこいいハードボイルドSF

あらすじ

サイボーグ技術が普及し、「拡張者」という強化人間が暴れまわる未来。主人公(乾十三)は、暴れる「拡張者」たちの処理をおこなっている。危険な依頼をこなす彼は、やがてべリューレン社という巨大企業と対立し、激しい戦いに巻き込まれていく。

おすすめポイント

まず「拡張者」という設定にわくわくします。サイボーグが好きな人は絶対に読むべきです。

そもそも主人公の強烈なビジュアルだけでもう面白いし、他にも過剰拡張者「オーバーエクステンド」などそそられるような設定がたくさん出てきます。

あとは「ハードボイルドな世界観」も特徴的です。

・荒廃した街並み
・煙のにおい
・砕けるコンクリート
・金属音

退廃的でダークな雰囲気にグッと引き込まれます。一気に読み切ってほしい力作です。

「ノー・ガンズ・ライフ」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる2.0
機械化・生物工学5.0
ネットワーク社会2.0
未来的なガジェット2.0

こんな人におすすめ

・ハードボイルドな世界観が好き
・サイボーグにわくわくする
・男らしいマンガを読みたい

絵がごちゃごちゃしています。特にアクションシーンは読みにくいかもしれません。


17位 NOiSE

🎖️おすすめ度:72
★★

名作「BLAME!」の前日譚。どこまでも広がる弐瓶勉ワールド

あらすじ

巨大なネットワーク社会が広がる未来。主人公の女性刑事(裾野結)は、相棒のクローサーとともに、謎めいた事件を捜査することになった。2人は現場で被害者の子供たちを発見するが、やがてクローサーが何者かに襲われて行方不明となり、事件は恐ろしい展開を見せはじめる。

おすすめポイント

「BLAME!」や「BIOMEGA」の項目でも紹介した「弐瓶勉」さんによる短編SF。

本作「NOiSE」は、「BLAME!」の数千年前という設定です。つまり2つのマンガの作品世界はつながっています。

なぜ「BLAME!」のような終末世界になってしまったのか。その謎を解き明かすような内容になっていいます。どこまでも広がる弐瓶ワールド、恐るべし。

・巨大都市
・ネット集団
・統治局
・珪素生物

弐瓶ワールドの聖書とでも言ったらいいのか、とにかく作者の天才的なエッセンスが詰まっている作品。

「BLAME!」が好きな人にはたまらない面白さですし、予備知識のないSFファンにもおすすめしたい漫画です。

「NOiSE」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる4.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会5.0
未来的なガジェット3.0

こんな人におすすめ

・弐瓶作品(BLAME!やBIOMEGA)が好き
・壮大なスケールを味わいたい
・ネット集団の陰謀が気になる
・短い作品を読みたい

「BLAME!」の前日譚ですが、すべての謎が解き明かされるわけではありません。ナゾがナゾのまま残っているところもあるので、読んでいてモヤモヤするかもしれないです。


18位 人形の国

🎖️おすすめ度:70
★★

謎の少女から渡されたコード。世界の運命をめぐるダークアドベンチャー

あらすじ

直径12万キロメートルの人工天体「アポシムズ」。その永遠の寒さのなかで生きのびる主人公エスローは、リドベア帝国に追われている謎の少女に出会う。その少女から託された「コード」と「自動機械」。やがてエスローたちは世界の運命をめぐる争いに巻き込まれる。

おすすめポイント

また弐瓶勉さんの作品です(笑)。やっぱり世界観がすごい。思わず唸ってしまいます。

読み始めてまず驚くのは「描き込み」の量。うねうねした配管、防護マスク、美しいデザインの建物など、細かく作画されています。

あと、本作のポイントは「少年漫画らしさ」だと思います。

・ボーイミーツガール
・強大な敵とのたたかい
・RPGのような旅物語

可愛らしいヒロインも出てきますし、普段SFを読まないライトな読者でも楽しめるはずです。ぜひ読んでみてください。

「人形の国」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる2.0
機械化・生物工学3.0
ネットワーク社会4.0
未来的なガジェット4.0

こんな人におすすめ

・人工天体「アポシムズ」の世界を味わいたい
・王道アドベンチャーでわくわくしたい
・細かく描き込まれた絵を楽しみたい

大衆ウケを狙って、個性を抑えているように感じました。「BLAME!」のような強烈な個性はありません。初期の弐瓶ワールドを求めると、がっかりすると思います。


19位 CYBERブルー

🎖️おすすめ度:67
★★

命を落とした少年がサイボーグ化する⁉︎ 「北斗の拳」の作者による格闘サイバーパンク

あらすじ

西暦2035年、植民惑星ティノス。荒廃したこの星で生きる少年ブルーは、ある日、悪徳保安官にだまされて命を落とす。しかし作業用ロボット・ファッツから電子頭脳を与えられたことで、ブルーは最強の新人類「サイバービーイング」として復活する。この腐りきった世の中を救うため、ブルーは悪党たちとの戦いに挑んでいく。

おすすめポイント

原哲夫さんが描くSFアクション。頭を空っぽにして楽しめるタイプの良作です。

まずストーリーがかなり強烈。いきなり「被害者の少年がサイボーグ化する」という急展開。300歳のロボットと合体して新人類になる、という設定です。

あとサイバーパンクな世界観も魅力で、アメリカのSF映画を思わせる面白さがあります。

・サイボーグ
・強化ガジェット
・宇宙船
・生命維持装置

「ターミネーター」や「ブレードランナー」が好きな方なら楽しめると思います。全4巻なので、ぜひイッキ読みしてほしい作品です。

「CYBERブルー」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる1.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会2.0
未来的なガジェット3.0

こんな人におすすめ

・「北斗の拳」が好き
・アメリカのSF映画が好き
・1日でサクッと読み切りたい
・サイボーグや電子頭脳にそそられる

かなり「北斗の拳」に似てます。基本的にアクション活劇なので、本格SFとは言いがたいです。


20位 EX-ARM(エクスアーム)

🎖️おすすめ度:66
★★

脳だけで目覚めた主人公⁉︎ 謎の発明品「EX-ARM」とは何なのか。

あらすじ

2014年、主人公のアキラは交通事故にあうが、気付くと2030年に意識だけの状態で目覚めていた。失われたカラダと記憶を取り戻すため、アキラはAIやアンドロイドだらけの世界で苦闘していく。

おすすめポイント

謎だらけの発明品「EX-ARM」をめぐるSFアクション漫画。

まず作画のレベルが高いです。キャラクターやガジェットのデザインは未来的でかっこいいし、アクションシーンにも迫力があります。

ストーリーについても、1巻のスタートから面白くて引き込まれます。

・意識だけで目覚めた主人公
・少女アンドロイド
・正体不明の装置「EX-ARM」シリーズ

この緻密な世界観をぜひ味わってほしいです。

「EX-ARM」の感想・評価

読み始めたら止まらない3.0
考えさせられる2.0
機械化・生物工学4.0
ネットワーク社会3.0
未来的なガジェット5.0

こんな人におすすめ

・未来的なガジェットが好き
・謎の装置やアンドロイドにそそられる
・意識だけで目覚めた主人公「アキラ」の運命が気になる
・キレイな絵が好き

意外とお色気シーンが多いです。人によっては不快になるかもしれません。

【Q&A】もっとサイバーパンクを楽しみたい人のために

この記事を読んだ人が疑問に思いそうなポイントをまとめました。

「もっとサイバーパンクを楽しみたい」と思っている方の助けになれば幸いです。

Q. サイバーパンク漫画に似てるジャンルは?

ミヤガミ
ミヤガミ

「スチームパンク漫画」は、かなり似ていると思います。以下の記事にまとめてあるので、気になる方はどうぞ。


Q. この20選以外におすすめ作品はないの?

ミヤガミ
ミヤガミ

20選では物足りないという方のために、サイバーパンク漫画10選を追記しておきます。タイトルだけの紹介になってしまいますが、ぜひ参考にしてください。

【おまけ10選】おすすめのサイバーパンク漫画
1. GANTZ
2. ヒトガタナ
3. EAT-MAN
4. ウルトラヘヴン
5. NO.6
6. 東京エイリアンズ
7. アバラ
8. 鉄男
9. サイレントメビウス
10. カラーレス


Q. サイバーパンク系「アニメ」のおすすめはある?

ミヤガミ
ミヤガミ

この記事の20選の中で、アニメ化作品をチェックするのが早いと思います。20選に入っていない作品については、おすすめアニメ5選を追記しておきます。

サイバーパンク系アニメ5選【20選で紹介していないもの】
サイバーパンク・エッジランナーズ
serial experiments lain
Ergo Proxy
VIVY
TEXHNOLYZE

【まとめ】サイバーパンク漫画おすすめ20選

以上、「サイバーパンク漫画おすすめ20選」の紹介でした。

『AKIRA』や『攻殻機動隊』に限らず、硬派でハードボイルドなSF漫画はたくさんあると思います。

紹介した漫画を「おすすめ度」ごとにまとめると、以下のとおりです。

🥇大傑作(おすすめ度:86〜90)
AKIRA

🥈傑作(おすすめ度:81〜85)
PLUTO
攻殻機動隊
BLAME!
銃夢

🥉良作(おすすめ度:76〜80)
監視官 常守朱
eden
機動警察パトレイバー
All You Need Is Kill
シドニアの騎士
ディメンションW
バイオメガ
アップルシード
オリジン

🎖️入選(おすすめ度:〜75)
マルドゥック・スクランブル
ノーガンズライフ
NOiSE
人形の国
CYBERブルー
EX-ARM

特に『PLUTO』と『BLAME!』の2作品は、『攻殻機動隊』と並び称されてもおかしくないクオリティだと思います。

どれも完結しているので、ぜひ一気読みでチェックしてください。