- おすすめの二巻完結漫画を知りたい
- サクッと読める短い漫画をまとめてほしい!
- 少女漫画とか、SFファンタジー漫画を気軽に楽しみたい
こんな方のために、今回は「2巻完結漫画おすすめ17選ランキング」をまとめました。
どれも1時間くらいで読める短い作品なので、気軽にチェックしてもらえたらと思います。
記事の後半では「まだ2巻しか出ていない連載中漫画5選」も紹介しています。ぜひそちらも合わせてご覧ください。
2巻完結漫画おすすめ17選ランキング
それでは「2巻完結漫画おすすめ17選」をランキング形式で紹介します。
男性向けのSFはもちろん、女性向けのラブコメ作品もあるので、自分の好みに合う漫画がきっと見つかります。
1位 ソラニン
🥈おすすめ度:83
★★★★
あらすじ
社会人2年目のOL・井上芽衣子は、人生に希望を感じることができず、ついに仕事をやめる決断をする。アルバイトしながら夢を追う彼氏と、先の見えない生活を送る2人。やがて2人はバンド活動を再開し、新しい人生を歩みはじめる。
おすすめポイント
仕事をやめたOLが、新しい人生へと歩み始める青春ストーリー。
20代の不安が伝わってくる作品です。自分のやっていることに自信がもてなかったり、歩むべき人生に迷ってしまうことの苦しみ。私も20代なので、「その気持ち分かるなあ……」というシーンが結構ありました。
社会的なシステムに閉じ込められる息苦しさとか、自分のやりたくないことを押しつけられることへの不満ってありますよね。とくに日本社会は規律が厳しいようなイメージがあるので、生きづらさを感じている人が多いんじゃないかと思います。
・自分は何者なのか?
・何をしたいのか?
・どうすれば幸せになれるのか?
こんな悩みを抱えている人には、きっと響くはず。
2位 星守る犬(+続・星守る犬)
🥈おすすめ度:82
★★★★
あらすじ
箱の中に捨てられていた子犬は、「おとうさん」「みくちゃん」「おかあさん」の3人家族に拾われ、ハッピーと名づけられて大切にされる。しかしある日、父親が重い病にかかると家庭は崩壊し、たった1人残された父とともにハッピーは旅にでる。
おすすめポイント
つらい人生に振り回された男性が、犬と旅に出るストーリー。
涙なしには語れない感動作です。人生がうまくいかないことの悲しさとか、生きることのつらさみたいなものが伝わってくるんですよね……
しかも犬の名前が「ハッピー」というのが何とも切なくて、幸せって何だろうって思いながら読みました(苦笑)。
「人生」や「家族」などのテーマが胸に迫ります。幸せな表紙に騙されず、覚悟して読んでほしい傑作漫画です。
3位 遥かな町へ
🥈おすすめ度:81
★★★★
あらすじ
48歳の主人公・中原博史は、母の墓参りの最中、いきなり目眩(めまい)におそわれる。そして気がついた時には、中学2年生で14歳の自分にタイムスリップしていた。彼はそのまま中学2年の夏を父親と過ごすが、やがて自分の知られざる父の姿と向き合うことになる。
おすすめポイント
落ち着いた日常シーンに引き込まれる漫画。何気ない生活シーンで、ここまで読者を引き込むのは本当にすごい。
特にすばらしいのは「心理描写」です。主人公のナレーションというか、心の声が書かれているんですが、それがとても味わい深いんですよね。
例えば、主人公が列車に乗りながら「ところが、その時私の中には……」と内面を語りはじめるシーン。まるで昭和の文学作品を読んでいるような安心感に包まれます。
谷口ジローさんの作品って、漫画というよりも文学や映画に近いと思います。少年時代、両親の愛情、家族の絆など、さまざまなテーマを感じる上質なヒューマンドラマ。美しくて切ない物語でした。
4位 ジョゼと虎と魚たち
🥈おすすめ度:81
★★★★
あらすじ
車椅子生活をよぎなくされている少女・ジョゼは、貧しい祖母と2人で暮らしていた。そんなある日、何者かがジョゼと車椅子を突きとばし、ジョゼは坂道を勢いよく滑っていく。しかし危機一髪のところで、男子大学生・恒夫(つねお)に助けられ、それがきっかけで2人はぎこちない関係を築いていく。
おすすめポイント
車椅子の少女と、男子大学生の関係を描いたヒューマンドラマ。
気難しい少女・ジョゼから目が離せない作品です。他人を信用しない性格だし、なかなか素直になれないジョゼですが、心の奥には深い孤独や悲しみを抱えているんですよね・・・・・・
そんなわがままなジョゼに、なぜか少しずつ惹かれていく大学生・恒夫。友人でも家族でも恋人でもないけど、2人は少しずつ繋がっていきます。その複雑な関係性にグッときながら一気読みしました。
原作は小説で、実写映画化、アニメ映画化もされています。それぞれのバージョンによって内容が少しずつ異なるので、ぜひ見比べてながら楽しんでほしい作品です。
5位 銀河の死なない子供たちへ
🥉おすすめ度:80
★★★
あらすじ
とうに人類が滅んだ星で生きる不死の子どもたち。永遠の命による終わらない日々のなかで、子どもたちは果てしない日常を過ごす。
おすすめポイント
不死の子どもたちを描いた漫画で、哲学的なテーマについて考えさせられます。
・生きるとはなにか?
・亡くなるとはどういうことか?
・何万年も生き続けることにどんな意味があるのか?
壮大なストーリーのなかで、色々な問いかけを投げかけてくる漫画でした。
絵はシンプルですし、キャラクターが幼いので、「なんか子供っぽいな」と思う人もいるかもしれませんが、その偏見はもったいない。大人も唸らせるようなシーンが出てきますし、読み終わったあとは深い感動に包まれるはず。
6位 鳥人大系
🥉おすすめ度:79
★★★
あらすじ
鳥類がいきなり進化し、やがて人間を支配するようになった終末世界。鳥たちは人間を家畜としてあつかい、国家、宗教、経済、身分社会などをふくむ高度な文明をつくり上げる。この恐ろしい世界で、鳥類と人類は驚くべき運命をたどっていくことになる
おすすめポイント
「鳥が人類を支配する」という恐ろしい終末SF。
とにかく怖いです。そもそも「鳥がヒトを支配する」というコンセプトが異常。鳥類はどんどん文明を発達させていき、人類を家畜のように扱っていきます。
しかもその鳥類文明は、人間の文明にそっくりなんです。そこがこの漫画をさらに恐ろしくしているポイントですね。国家、宗教、身分社会など、人間社会をコピーしていく鳥たちですが、コピーはただのコピーでしかないわけで、やがて予想外のストーリーに巻き込まれていきます。
「猿の惑星」ならぬ「鳥の惑星」とでも呼びたい衝撃的なSFファンタジー。手塚治虫の隠れた名作の1つだと思います。
7位 レベルE
🥉おすすめ度:78
★★★
あらすじ
高校入学とともに一人暮らしをすることになった主人公・筒井雪隆(つつい ゆきたか)。しかし、彼が新居のドアを開けたところ、自称「宇宙人」だという金髪の男がイスに座ってくつろいでいた。やがてその男と同居することになった主人公は、だんだん男のことを宇宙人だと認めざるを得なくなる。
おすすめポイント
『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』でも知られる冨樫義博さんの宇宙SFコメディ。
まず「バカ王子」のキャラクターが最高です。
・自称「宇宙人」
・めちゃくちゃな性格
・天才的な頭脳
・周囲を振りまわすズル賢さ
完全にトラブルメーカーですが、憎めないキャラクターですね(笑)。
あと、全3巻なので気軽に読めるところもポイントです。短編エピソードが詰まった「オムニバス形式」になっているんですが、どのストーリーも非常に練られています。読みごたえバツグンです。
幽☆遊☆白書が好きな人、SFコメディが好きな人、めちゃくちゃな天才王子に振り回されたい人におすすめ。ぶっ飛んだ宇宙漫画に出会いたい人はぜひ。
8位 水域
🥉おすすめ度:78
★★★
あらすじ
暑い日照りが続いて水不足に困っている町。女子中学生・川村千波は、学校のグラウンドを走っている途中、酷暑のせいで気を失ってしまう。しかし目を覚ますと、彼女は大自然に囲まれた神秘的な町にいて、そこではみずみずしい川や滝がたえまなく流れていた。
おすすめポイント
「蟲師」でも知られる漆原友紀さんのファンタジー漫画。
「水」をテーマにした静謐な世界観に吸い込まれる作品です。雨、霧、滝、そして静寂・・・・・・。『蟲師』の静かで美しい世界観が、この作品にも息づいています。
あと、安定した作画クオリティも注目ポイント。細かいディテールまで描き込まれた自然風景や、わずかな表情の変化を捉えた顔のクローズアップなど、漆原さんの作画力・演出力が光る作品になっています。
うだるような暑さに支配された水不足の町と、雨が降りやまない不思議な村。そんな2つの世界を行き来しながら、何十年も続く水と生命のサイクルに吸い込まれるような読書体験でした。
9位 All You Need Is Kill
🥉おすすめ度:78
★★★
あらすじ
「ギタイ」という敵に襲われている地球。主人公のキリヤ・ケイジは軍人として「ギタイ」と戦うが、そのなかで奇妙なタイムループに巻き込まれてしまう。繰り返される戦闘のなかで、キリヤは敵を倒すためにあがきつづける。
おすすめポイント
過酷なタイムループを描いた終末SFアクション。
「ループ系」というジャンルの魅力がこれでもかと詰まった漫画です。ループのたびに「記憶」や「スキル」を貯めていく主人公が、どんどん強くなり、最終的な目的に近づいていくストーリーが熱い。
ただし、主人公の「精神的なストレス」が増大していくところもポイント。考えてみれば、まったく同じ会話、まったく同じ行動を何十回もループするって、相当しんどいですよね……
コミカライズを担当したのが「DEATH NOTE」の小畑健さんなので、圧倒的な画力もすさまじいです。ハイスピードで展開する高密度な2巻完結漫画でした。
10位 メランコリア
🥉おすすめ度:77
★★★
あらすじ(第1話「終末」)
10年間部屋に引きこもっていた少女が窓の外を見ると、いつのまにか世界は終わりを迎えていた。しかも飼い猫のモーアルがしゃべり始め、謎のドアが出現する。
おすすめポイント
さまざまなアイディアが詰まったショートストーリー集。
とにかく発想力がすごいです。しゃべる猫、吸血鬼、エイリアン、人魚などなど、個性的なキャラクターが出てくるところが楽しい。結構ごちゃごちゃしているカオスな作品なんですが、秀逸なオチまで綺麗にまとめる構成力は「さすが」としか言いようがないです。
あとこの漫画、単なる短編集というわけではなく、長編としてのストーリーも備えているところがポイント。第10話くらいから、それぞれの短編が絡み合うんですよね。ラストにかけて収束していく展開はお見事でした。
古今東西のネタをかき集めたようなアイディア量と、少しずつ交錯していくストーリーが面白い。全体的にとにかく楽しいので、気軽に手に取ってほしい漫画です。
11位 opus
🥉おすすめ度:77
★★★
あらすじ
漫画「RESONANCE(レゾナンス)」の作者である主人公・永井力は、漫画のラストシーンをどうするかで悩んでいた。そんなある日、彼は突然漫画のコマのなかに吸い込まれ、自分がつくったキャラクターとともに世界の崩壊に立ち向かうことになる。
おすすめポイント
漫画のコマの中に吸い込まれてしまった作者をめぐるストーリー。
「フィクションと現実」について考えさせられる奥深い作品でした。漫画世界とリアルな世界が混ざり合うので、どこまでが本当で、どこまでウソなのか分からなくなるんですよね。漫画家だからこそ描ける内容だと思いました。
あと、ビジュアル面も圧巻でした。できればアニメ映画で観たい内容ですね。作者の今敏さんはアニメ映画監督としても知られる方なので、もしこの漫画がアニメ化されたら『パプリカ』みたいな名作になっていたんだろうなと思います。
作者の急逝により、打ち切りのような形で終わってしまった作品。厳密には「完結漫画」とは言いがたいかもしれませんが、完全版が刊行されていますし、ぜひおすすめしたい隠れた名作です。
12位 マドモワゼル バタフライ
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
昭和初期、芸者として生きる少女・蝶々は、タトゥーの彫り師・千夏に恋をしていた。千夏に頼み、腕にキレイな蝶の絵を描いてもらうのが好きだった蝶々。しかし2人の関係を邪魔するかのように、さまざまなトラブルが千夏と蝶々をおそう。
おすすめポイント
ピュアなラブストーリーです。芸者の少女×大人な彫り師というのが、また和風で良いですよね(笑)。特にかわいくて愛らしいヒロインからは目が離せませんでした。
昭和初期のムードを感じるところもポイント。着物とスーツ姿が入り混じる光景が印象的でした。明治維新を経て、どんどん西洋化を進めていく日本の時代性を感じました。
歴史物語×ラブストーリーには独特の良さがあります。そんな独特な魅力を味わってほしい作品だと思います。
13位 Marieの奏でる音楽
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
機械的なカラクリ人形があちこちに存在し、巨大な女神・マリィに見守られるシュールで平和な世界。機械職人の娘であるピピは、明るい性格の人気者で、とくに幼なじみの青年・カイと仲が良かった。そんな2人は奇妙なファンタジー世界で生活しながら、少しずつ町の真実に迫っていく。
おすすめポイント
機械で出来たカラクリ人形があちこちに出てくる奇妙なファンタジー漫画。
たまに神秘的で恐ろしい展開があります。そこが油断できないです。基本的には「平和な日常シーン」が続くんですが、時々ハッとさせられるような展開があるんですよね。
ひとことで言えば、『ナウシカ』と『トーランドットの錬金術師』が融合したような世界観でした。奇妙で、不気味で、どこか美しいファンタジー世界……
背景の描き込みもすごくいです。細かいペンタッチには目を見張るものがあります。どこまでも奇妙な世界観と、奇妙なストーリーに浸れる不思議な作品でした。
14位 花月姫
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
心臓が動かない状態で生まれてしまった少女・リースは、悪魔の契約により、16歳の誕生日になるまで悪魔の心臓を借りて生きながらえている。やがて大きくなったリースは、砂漠の町で相棒・シヴァに出会い、悪魔探しの旅を進めていく。
おすすめポイント
「悪魔の契約」を結んだ少女が、悪魔さがしの旅に出るファンタジー少女漫画。
まず「悪魔シヴァ」の色気がすごいです。悪魔だって事は分かってるんですが、かっこいいしミステリアスだし、推さずにはいられません(笑)。
「アラビアンな世界観」もこの漫画の見どころです。衣装、建物、庶民生活など、作品全体が中東の異国を思わせるムードでした。
作者・響ワタルさんのコミックデビュー作です。作品としては「おいらんガール」とかの方が有名かもしれないが、気軽に読める作品としてこちらもおすすめしたいですね。
15位 タコピーの原罪
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
ハッピー星から地球にやって来たイカのような異星人・タコピー。地球にやって来たばかりで途方に暮れていたところ、久世しずかという少女に助けられる。しずかへの恩返しをしようと心に決めるタコピーだったが、しずかは学校で大きな問題を抱えており、心身ともに追いつめられて限界の状態だった。
おすすめポイント
地球にやってきた異星人タコピーが、苦しむ少女・しずかと出会う物語。
まず「異星人×少女」というコンセプトが斬新です。学校や家族に苦しめられる子どもをテーマにした作品は多いですが、そういうシリアスで重い題材を、タコピーと名乗るハッピー星人とかけ合わせるところが秀逸でした。
でも正直、読むのがしんどいです。圧倒的な悲劇でした。タコピーがいつも前向きに、ひたむきに頑張ろうとするから、それがいっそう悲劇を引き立ててるんですよね。このどうにもならない絶望感というか何というか……
とにかく重い漫画です。考えさせられる作品を読みたい人にはおすすめできると思います。
16位 君は月夜に照り輝く
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
高校1年生の主人公・岡田卓也は、「発光病」に苦しむ同級生の少女・渡良瀬まみずに出会う。まみずの病は原因不明で、治療法もなく、余命は限られていた。やがて彼女に「やりたいことリスト」があると知った卓也は、まみずのかわりにやりたいことを代行することにした。
おすすめポイント
奇病に苦しむ少女の「やりたいことリスト」を代行していく青春ストーリー。
一応「青春」というジャンルに入るとは思いますが、学園生活というよりも「闘病」や「終活」を描いたヒューマンドラマに近いです。繊細なペンタッチが印象的な漫画でした。
人生について考えるきっかけをくれる作品だと思います。もし大切な人の人生が残りわずかだとしたら、どんなふうに過ごせばいいのか。世代を問わずおすすめできる漫画です。
17位 紙袋くんは恋してる
🥉おすすめ度:76
★★★
あらすじ
女子大学生・海は、いつも頭の上から紙袋をかぶっている学生・紙袋くんから告白される。海の友だちは紙袋くんを「悪質なストーカー」だと思って毛嫌いするが、紙袋くんのシャイで純粋な心を感じた海は、少しずつ交流を深めていく。
おすすめポイント
頭の上から紙袋をかぶった「紙袋くん」をめぐるラブストーリー。
とにかくかわいいです。ピュアな紙袋くんが尊い。まあ現実にこんな人がいたら相当びっくりですが、漫画で読むぶんには最高に愛らしいです。めっちゃ可愛い男子大学生です(笑)。
コンセプトは「こえ恋」という漫画に近いかと思います。もし「こえ恋」ファンの方がいたら、紙袋くんもおすすめしたいです。
コンセプトが異色すぎる恋愛漫画ですが、表紙のイラストを見て気になるようだったら読んで損なしだと思います。
まだ2巻までしか出ていない連載中漫画(5選)
番外編として「まだ2巻までしか出ていない連載中漫画(5選)」をご紹介します。2024年3月現在、まだ3巻が出ていない作品です。
完結漫画ではないですが、最新巻まですぐに追いつきたい人は要チェックです。
1. ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ジョジョランズ
あらすじ
ハワイの「オアフ島」で暮らす15歳の少年ジョディオ・ジョースターは、裏社会の仕事をして生活していた。ある日、600万ドルのダイヤモンドを持った日本人の情報を手にしたジョディオは、滞在先の別荘を訪れる。「大富豪になる」という夢を叶えるため、彼は数々のミッションに挑んでいく。
おすすめポイント
シリーズ累計発行部数「1億部以上」のジョジョシリーズ第9部。
15歳の少年が「大富豪になる」ために奮闘する物語です。外国を舞台にした成り上がり物語という意味では、5部に近い内容になりそうな印象ですね。
1巻は緊張感あふれる「職務質問」のシーンからスタートし、早くも岸辺露伴先生が登場。これからどうなっていくのか注目したいです。
2. 新しい上司はど天然
あらすじ
26歳のサラリーマン・桃瀬は、上司の嫌がらせを受けて転職した。新しい職場でもまたハラスメントを受けるのではと不安でたまらない桃瀬だったが、新しい上司の白崎は信じられないくらい「ど天然」だった。
おすすめポイント
上司と部下の日常エピソードに癒される漫画。
とにかく心温まる職場を描いた作品です。ありそうだけど現実にはない細かいネタが盛りだくさんで、よくこんなに思いつくなあと感心しちゃいますね。
かわいいツンデレ猫も出てきますし、読みながら顔がふにゃふにゃしてしまうこと間違いなしの良作。こんな優しい世界があったら行ってみたい……
3. ウスズミの果て
あらすじ
ほとんどの生命が死滅した地球。「結晶病」という奇病で亡くなった者たちを浄化し、わずかな生存者を探すために、1人で旅を続ける少女がいた。終末世界を舞台にした悲しい弔いの物語
おすすめポイント
美しい廃墟を旅する1人の少女の物語。終末SFの雰囲気にどっぷり浸れます。
いかにも「終末もの」を感じさせる世界観が好きです。
・ゆったりしたテンポ
・繊細な絵のタッチ
・美しく描きこまれた廃墟の風景
・孤独と静寂
・悲しさと虚しさ
派手な展開はないけど、読者を強く引きつける何かがあるんですよね。とにかく静かな没入感がすごいです。個人的には「少女終末旅行」と「蟲師」を掛け合わせたような作品かなと思いました。
何とも言えない悲しさに包まれるSF漫画です。表紙でピンと来た人はぜひ読んでみてください。
4. スクールバック
あらすじ
未来に希望をもてない高校生たち。大人に分かってもらえない苦しみを抱える少年少女は、すてきな用務員・伏見さんと交流することで少しだけ救われていく。
おすすめポイント
すてきな用務員の「伏見さん」を描いたヒューマンドラマ。
伏見さんは「親でも教師でもないユニークな立場」にいるので、複雑な悩みをもった子どもたちに寄り添ってあげることができるんですよね。そこがとにかく素敵です。丸っこい作画もかわいいし、伏見さんの笑顔が尊いです。
学生たちの暗い内面。きちんと話を聞かない大人。日常系ドラマですが、学校教育や人生選択などについても考えさせられる漫画でした。
5. エリオと電気人形
あらすじ
人類とAIの大きな争いが起きたあとの世界。女性型アンドロイド(電気人形)のアンジェと、彼女に育てられた少女・エリオは、外の世界を体験するために2人で旅に出る。
おすすめポイント
少女とアンドロイドの旅を描いたスチームパンク漫画。
とにかく心温まる作品です。優しいヒューマンドラマが素敵すぎる。女性型アンドロイド・アンジェと、彼女に育てられた少女・エリオの、のんびりした旅を味わえる作品です。
スチームパンクとしては「人類とAIが戦ったあと」という世界観がポイント。壊された街並みを旅するので、暗く危険な場所もあります。全体としてはハートフルな作品なんですけどね。
旅漫画や、日常系漫画が好きな人にもおすすめできます。ユニークな世界観はもちろん、魅力的なキャラクターのかけ合いを楽しんでほしい作品です。
【Q&A】この記事を読んだ人が疑問に思いそうなこと4点
「2巻完結漫画おすすめ17選」をチェックした人が、疑問に思いそうなポイントをまとめました。
Q. この17選じゃ足りないんだけど……
17選だけじゃ物足りないという方のために、10選を追加しておきます。おすすめ度は少し下がりますが、気になるタイトルがあればぜひ。
【追記】2巻完結漫画おすすめ10選
1.ビーストマスター
2.キーリ
3.夢の端々
4.有害都市
5.奇子
6.劇画漂流
7.スメルズライクグリーンスピリット(AとB)
8.青春攻略本
9.イケメン女と箱入り娘
10.half&half
Q. 17選は多すぎて選べない。結局どれが良いの?
万人受けするタイプとしては「遥かな町へ」がイチオシです。これは間違いないと思います。
おすすめ度は1位は「ソラニン」ですが、浅野さんの作品はちょっとクセが強いので……
Q. 女性におすすめの恋愛作品は?
「マドモワゼル バタフライ」「花月姫」「紙袋くんは恋してる」の3作品がおすすめです。1番目は切ない系、2番目はイケメン系、3番目はキュンとして癒される系かなと思います。
Q. 1巻でサクッと読み終わる完結漫画はある?
「1巻完結漫画おすすめランキング」をまとめた記事があります。気になる方は、ぜひご覧ください。
【まとめ】2巻完結漫画をサクッと楽しもう!
この記事で紹介した「2巻完結漫画」のまとめです。
🥈傑作(おすすめ度:81〜85)
ソラニン
星守る犬(+続編)
遥かな町へ
ジョゼと虎と魚たち
🥉良作(おすすめ度:76〜80)
銀河の死なない子供たちへ
鳥人大系
レベルE
水域
All You Need Is Kill
メランコリア
opus
マドモワゼル バタフライ
Marieの奏でる音楽
花月姫
タコピーの原罪
紙袋くんは恋してる
意外とSFっぽい作品が多くなった印象です。
ヒューマンドラマや恋愛系などのジャンルも含まれているので、お好みに合わせてチェックしてみてください。