
メイクやコスメの知識を、物語や実体験と一緒に楽しめる美容漫画。
美容漫画には、初心者向けにベースメイクや眉の描き方を解説する作品だけでなく、美容部員やメイクアップアーティストの仕事、年齢や性別を問わず「自分をどう整えたいか」を描く作品もあります。
- メイクやコスメの基本を漫画で楽しく学びたい
- 美容の仕事や接客を描いた作品を読みたい
- 外見だけじゃなく、自分らしさを見つける美容漫画を知りたい
この記事では、美容漫画おすすめ11選を「美容・メイクを学べる」「美容の仕事」「美容で自分らしさを見つける」の3タイプに分けて紹介します。
作品内の美容法は作者の経験やフィクションを含むため、自分の肌質や体質に合うかは別に確認しつつ、漫画としての魅力を楽しんでみてください。

美容の知識だけでなく、登場人物の考え方や仕事にも注目して選んでみてください。
【美容・メイクを学べる】美容漫画おすすめ5選
ここからは、美容・メイクを学べるタイプの美容漫画を紹介します。道具の選び方やメイクの考え方を具体的に知れる作品が中心なので、何から始めればいいか分からない方にも入りやすいです。
1. そうです、私が美容バカです。
🥉おすすめ度:80
★★★
試して失敗してまた試す。美容好きの実体験から学ぶリアルな美容エッセイ
あらすじ
美容が大好きな作者が、スキンケア、メイク、ヘアケアなどさまざまな美容法を自分で試しながら、その結果や失敗談を描いていくコミックエッセイ。
話題のアイテムへすぐ飛びついたり、期待したほど効果を感じなかったり、美容に夢中になる人なら思い当たる体験も多い。成功例だけではなく、試行錯誤そのものを楽しめる構成になっている。
おすすめポイント
「これを使えば必ずきれいになる」と断定するのではなく、実際に試して迷った過程まで見せるところが読みやすいです。
美容情報はつい正解探しになりがちですが、本作では自分に合うかどうかを試しながら判断する姿勢が中心にあります。
アイテムへの期待が大きすぎて失敗する場面や、思い込みを修正する場面もあるので、実用情報だけではなく美容好きの日常エッセイとして楽しめます。
肌質や生活習慣によって結果は変わるため、作中の方法をそのまま全員へ当てはめるのではなく、「こんな考え方や選び方がある」と参考にする読み方がおすすめです。
美容を難しく考えすぎず、楽しみながら知識を増やしたい方に向いています。
美容への熱量が高い人ほど、情報を集めるうちに迷いやすいという感覚も正直に描かれています。完璧を目指すより、楽しみながら試して自分に合うものを残す姿勢が伝わるのも読みやすいポイントです。
2. メイクはただの魔法じゃないの
🥈おすすめ度:82
★★★★
ベースから眉・目元まで。初心者が「なぜそうするか」から学べるメイク入門漫画
あらすじ
メイクへ興味はあっても、何をどの順番で使えばいいのか分からない人に向け、基本の手順や考え方を漫画で解説する美容コミック。
ベースメイク、眉、アイメイクなどを細かく分け、完成形だけではなく途中の変化や道具の役割まで見せていく。自分の顔を否定して別人になるのではなく、特徴を知ったうえで整える考え方が軸になっている。
おすすめポイント
「この色を使えば正解」ではなく、道具の目的や顔のどこを見て調整するかを順番に説明するので、メイク初心者でも理解しやすいです。
完成後の華やかな写真だけを見るより、途中の工程を漫画で追えるため、自分がどこでつまずいているのかも見つけやすくなります。
外見を変えることだけを目的にせず、自分の顔立ちや好みを知ることへつなげている点も魅力です。実際のコスメは肌質や色味で合うものが変わりますが、考え方の基本を学ぶ入門として使いやすい一冊。
動画だと流れが速くて追えない方や、必要なところを何度も読み返しながら練習したい方におすすめです。
工程ごとに理由があるので、手順だけ暗記するより応用しやすいです。自分の顔を否定して作り替えるのではなく、特徴を見ながら整える考え方があるため、メイクへ苦手意識がある方にも入りやすいです。
3. 僕はメイクしてみることにした
🥈おすすめ度:81
★★★★
男性が初めてメイクへ踏み出す。身だしなみと自己表現を描く美容コミック
あらすじ
これまでメイクと距離のあった男性が、自分の外見や気持ちを整えるため、少しずつコスメへ触れていく。最初は何を買えばいいのか、どこまで塗れば自然なのかも分からない。
周囲の反応や「男性がメイクすること」への戸惑いを感じながら、スキンケアやベース、眉など基本的な工程を覚え、自分にとって心地よい見た目を探していく。
おすすめポイント
美容を女性だけのものとして扱わず、「自分をどう見せたいか」を考える行為としてメイクを描くのが魅力です。
初心者がドラッグストアや売り場で感じる緊張、専門用語の分かりにくさなども具体的で、メイク経験のない読者でも主人公と同じところから入れます。
誰かにモテるためだけではなく、鏡を見た時に少し気分が上がる、自信を持って人と会えるといった変化が中心にあるため、ジェンダーを問わず読みやすいです。
美容の知識そのものと、「自分がやりたいなら始めていい」という心理的な入口を同時にくれる作品。男性向けメイクに興味がある方はもちろん、初心者目線の美容漫画を読みたい方にもおすすめです。
売り場へ行く緊張や、周囲にどう見られるかという戸惑いも描くため、技術だけではない最初の一歩の難しさが分かります。美容を始める心理的なハードルを下げてくれる作品としても魅力があります。
4. メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた
🥉おすすめ度:80
★★★
眉・チーク・アイメイクの「なんか変」を会話で解決。すぐ見直せる実用美容漫画
あらすじ
メイクをしているのに、完成するとどこかしっくりこない。そんな悩みを、美容部員の友人へ相談しながら一つずつ解決していく美容コミック。
眉の形、チークの位置、アイラインの引き方など、よくある疑問を会話形式で取り上げる。単に正解の手順を示すのではなく、なぜ違和感が出るのか、どこを少し変えると見え方が変わるのかを具体的に説明していく。
おすすめポイント
完成したメイクを丸ごとやり直すのではなく、「この部分を少し変える」という修正の考え方を学べるのが実用的です。
友達同士の会話で進むため、専門的な説明でも堅くなりすぎず、自分の悩みに近いページだけ読み返しやすくなっています。
特に、流行の方法をそのまま真似しても自分の顔では違って見える、という問題へ触れている点が分かりやすいです。骨格、肌質、目の形などで似合い方は変わるので、作中のコツも全員共通の絶対ルールではありません。
それでも「違和感の原因を分解して考える」という視点は応用しやすく、普段のメイクを少し見直したい方におすすめです。
悩みを「センスがない」で片づけず、位置・量・色などに分解して考えるので再現しやすいです。手持ちのコスメをすべて買い替えるより、今ある道具の使い方を見直したい方にも向いています。
5. 顔面が「足の裏」みたいなので整形級メイクを仕事にしました
🎖️おすすめ度:75
★★
コンプレックスからメイク技術へ。変化の大きさより習得の過程が面白い美容エッセイ
あらすじ
自分の顔へ強いコンプレックスを抱えていた主人公が、メイクによって見た目の印象を変える方法を研究し、やがてその技術を仕事へつなげていく。
最初から器用だったわけではなく、試行錯誤を重ねながら道具や色、見せ方を覚えていく。タイトルは刺激的だが、物語の中心には「自分の顔をどう扱うか」と向き合い続けた経験がある。
おすすめポイント
ビフォーアフターの派手さだけではなく、メイク技術を身につけるまで何度も失敗しているところに読み応えがあります。
自信がなかった状態から、できることを増やすことで少しずつ自己評価が変わっていく過程も印象的です。
「整形級」という表現は変化の大きさを示すタイトル上の言葉で、実際の美容医療と同じものではありません。作中の方法も顔立ちや肌状態によって再現性は変わります。
その点を踏まえつつ、メイクを単なる隠し方ではなく技術として磨いていく姿を楽しむのがおすすめです。美容を仕事へつなげた経験談や、コンプレックスとの付き合い方に興味がある方に向いています。
技術を積み重ねた結果、それが仕事へつながっていく流れも読みどころです。外見への強いコンプレックスを出発点にしながら、最終的には自分で選べる手段が増える物語として読むと印象が変わります。
【美容の仕事】美容漫画おすすめ3選
ここからは、美容の仕事タイプの美容漫画を紹介します。美容部員、メイク動画、美容医療、歴史上の化粧文化など、「美容を仕事にする側」から世界を見られる作品が中心です。
1. Get Ready?
🥈おすすめ度:82
★★★★
メイク動画と美容医療が交差する。外見の悩みと仕事を描く現代美容ドラマ
あらすじ
メイクや美容に関わる発信を行う登場人物たちが、動画配信や美容医療の世界と関わりながら、外見に悩む人々と向き合っていく。
美しくなりたいという願いは同じでも、理由は恋愛、仕事、自信のなさなど人によって違う。美容を提供する側も万能ではなく、相手の希望をどこまで受け止め、どこから専門家として判断するかを問われていく。
おすすめポイント
「きれいにすればすべて解決」ではなく、美容を受ける側と提供する側の希望が必ずしも一致しないところまで描くのが面白いです。
メイク動画の発信や美容医療など、現代らしい題材が入ることで、美容が仕事・SNS・自己評価と結びつく様子も見えてきます。
専門的な施術や判断はフィクションとして読む必要がありますが、人が美容へ何を求めるのかを考える人間ドラマとして読み応えがあります。
美容業界へ興味がある方だけでなく、外見を変えることが本人の人生にどんな意味を持つのかまで読みたい方におすすめです。
美容を受ける人の悩みは、見た目だけではなく仕事や人間関係とも結びついています。施術や発信の派手さだけでなく、誰のためにどこまで変えるのかを考える場面があるため、人間ドラマとしても読み応えがあります。
2. リメイク
🥉おすすめ度:78
★★★
美容部員へ転職した女性が接客とメイクを学ぶ。働く悩みも描く職業美容漫画
あらすじ
仕事や自分の将来に迷っていた女性が、化粧品売り場で働く美容部員の世界へ入り、接客や商品知識、メイク技術を一から身につけていく。
華やかに見える売り場の裏では、客の悩みを聞き、限られた時間で希望に合う提案をし、売上とも向き合う必要がある。同僚や上司との関係を経験しながら、主人公は自分なりの働き方を探していく。
おすすめポイント
コスメを紹介するだけでなく、「相手が本当に何を求めているかを聞く」接客の難しさを描くところが職業漫画として面白いです。
美容部員は自分の好きな商品をすすめるだけではなく、年齢、肌状態、予算、生活まで考えて提案する必要があります。
仕事なので売上や評価もあり、きれいな世界だけでは済まない現実も出てきます。一方で、自分の提案で客が前向きになる瞬間が仕事の喜びとして描かれます。
化粧品業界で働くイメージを知りたい方や、美容と仕事の両方をテーマにした漫画を読みたい方におすすめです。
同僚や客とのやり取りを通して、接客では技術以上に相手の言葉を聞く力が必要だと分かります。華やかな売り場の裏にあるプレッシャーも描くので、美容部員という仕事を現実的に知りたい方に合います。
3. ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~
🥉おすすめ度:77
★★★
化粧の知識を持つ主人公が宮廷へ。ヴェルサイユの美容文化を楽しむ歴史漫画
あらすじ
化粧や美容に関わる知識を持つ主人公が、ヴェルサイユ宮廷の華やかな世界で化粧師として人々と関わっていく。貴族たちにとって化粧は単なる身だしなみではなく、身分や流行、政治的な見せ方にもつながる重要なもの。
顔料や髪型、衣装など当時ならではの美容文化を背景に、主人公はさまざまな依頼や人間関係へ巻き込まれていく。
おすすめポイント
現代メイクのテクニックを学ぶ作品ではなく、「時代によって美しさの基準そのものが違う」ことを楽しめるのが魅力です。
白い肌や華やかな髪型が求められた理由を見ると、美容が社会的な立場や権力と強く結びついていたことも分かります。
歴史的な化粧文化を題材にしたフィクションなので、現代の美容法として真似するのではなく、当時の価値観を知る読み方が向いています。
宮廷ものや衣装、コスメの歴史が好きな方には特に相性がよく、美容漫画を現代の日常もの以外から選びたい方におすすめです。
当時の化粧には現在では使わない素材や価値観もあるため、歴史として距離を置いて読むのが大切です。そのぶん、時代ごとに「美しい」とされる基準が変わることを物語から実感できます。
【美容で自分らしさを見つける】美容漫画おすすめ3選
ここからは、美容で自分らしさを見つけるタイプの美容漫画を紹介します。メイクの上手さだけではなく、「なぜ自分は化粧をするのか」「年齢や周囲の視線とどう付き合うか」を描く作品が中心です。
1. だから私はメイクする
🥉おすすめ度:80
★★★
同じメイクでも意味は人それぞれ。美容と価値観を描くオムニバス
あらすじ
メイクをする理由や距離感が異なる女性たちを、一話ごとに描くオムニバス作品。仕事のために化粧する人、好きな色を使いたい人、周囲からどう見られるか悩む人など、それぞれが美容と異なる関係を持っている。
メイクを好きになる話だけではなく、誰のためにするのか、自分は本当はどうしたいのかを考える場面が積み重なっていく。
おすすめポイント
「メイク好き=正しい」「すっぴん=自然」と一つの価値観へ寄せず、人によって美容の意味が違うことを肯定するのが魅力です。
上手な化粧の方法を覚える実用漫画とは違い、色やアイテムを選ぶ時に自分が何を感じているのかへ目を向けさせてくれます。
周囲の目を気にして使えなかった色を選ぶ、仕事用と自分用のメイクを分けるなど、日常で起こりやすい葛藤も具体的です。
美容へ熱心な方だけでなく、メイクへ苦手意識がある方でも「自分はどうしたいか」を考えながら読めます。美容を自己表現や価値観の問題として読みたい方におすすめです。
同じアイシャドウやリップでも、使う人によって意味がまったく違うことが分かります。誰かに褒められるためだけではなく、自分の気分を上げる、仕事へ切り替えるなど、美容の役割を広く考えられる作品です。
2. はなものがたり
🥉おすすめ度:80
★★★
年齢を重ねてからメイクと再会。シニア女性が新しい自分を見つける美容ドラマ
あらすじ
長い人生の中で、自分のための美容から距離を置いていた女性が、ある出会いをきっかけに再びメイクへ興味を持ち始める。
年齢を重ねた肌や顔立ちに戸惑いながらも、若い頃へ戻るためではなく、今の自分を楽しむ方法としてコスメを試していく。美容を通して人と出会い、外へ出る気持ちや日々の楽しみを少しずつ取り戻していく物語だ。
おすすめポイント
「美容は若い人のもの」という思い込みを外し、何歳からでも新しい色や自分の見せ方を楽しめるところが温かいです。
若く見せることだけを目標にせず、今の顔に似合うものを見つける過程を描くので、年齢を否定しない美容漫画として読めます。
メイクが人生を劇的に変える魔法になるのではなく、鏡を見るのが少し楽しくなる、外出したくなる、といった小さな変化が積み重なります。
美容漫画では珍しいシニア世代を中心にしているため、年代を問わず「もう遅い」と感じている方へ届きやすい作品です。
年齢を理由に選択肢を狭めていた主人公が、色や香りを楽しむことで生活そのものへ興味を取り戻していきます。若返ることではなく、今の自分を楽しむ美容として描く点が他作品にはない魅力です。
3. ブレス
🥉おすすめ度:79
★★★
メイクアップアーティストを目指す高校生。創作としてのメイクを描く青春漫画
あらすじ
高校生の宇田川アイアは、モデルとして活動していた経験を持つものの、自分が本当にやりたいことに迷っている。
そんな中、メイクへ強い関心を持ち、人の顔をキャンバスのように考えながら、自分の手で表現する道へ惹かれていく。
周囲の評価や進路に揺れながら、モデルや仲間と組み、メイクアップアーティストとしての技術と表現を磨いていく。
おすすめポイント
メイクを身だしなみだけではなく、モデルの魅力やテーマを引き出す「創作」として描くのが魅力です。
何を塗ればきれいになるかより、相手をどう見せたいか、作品として何を伝えたいかを考えるため、美術やファッションに近い面白さがあります。
才能への不安や進路の迷いもあり、職業ものと青春漫画の両方として読めます。
美容の実用知識を求める方には上位の入門漫画の方が向いていますが、メイクアップアーティストという仕事や、顔を使った表現そのものに興味がある方にはおすすめです。
モデルや周囲の人との共同作業もあるため、メイクは一人で完結する表現ではありません。相手の魅力をどう引き出すか考える過程が、単なる美容テクニックではなく創作の面白さへつながっています。
【まとめ】美容漫画のおすすめ作品

美容漫画おすすめ11選を振り返ると、テーマによって読み味が変わります。
美容漫画には、メイクの手順を学べる作品と、美容を通して仕事や自分らしさを考えられる作品があります。
初心者が眉やベースメイクの基本から読みたいなら『メイクはただの魔法じゃないの』、美容部員の経験を実用的に知りたいなら『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』が入りやすいでしょう。
試行錯誤を楽しみたい方には『そうです、私が美容バカです。』が合います。
美容の仕事に興味があるなら『リメイク』『Get Ready?』、外見と自分らしさの関係を考えたいなら『だから私はメイクする』『はなものがたり』『ブレス』を選んでみてください。
作品に登場する方法は一つの参考例です。肌質や好みは人によって違うので、漫画の人物が選択する過程も楽しみながら、自分に合う楽しみ方を見つけてみましょう。
🥈傑作(おすすめ度:81〜85)
メイクはただの魔法じゃないの
僕はメイクしてみることにした
Get Ready?
🥉良作(おすすめ度:76〜80)
メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた
リメイク
ラ・マキユーズ~ヴェルサイユの化粧師~
はなものがたり
ブレス
そうです、私が美容バカです。
だから私はメイクする
🎖️入選(おすすめ度:71〜75)
顔面が「足の裏」みたいなので整形級メイクを仕事にしました
