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双葉社漫画おすすめ23選|漫画アクション発の歴代名作から現在の話題作まで厳選

本記事にはPRが含まれています。

双葉社漫画おすすめ23選

歴史ある劇画から今話題の青春作まで楽しめる、双葉社の漫画。

双葉社と聞いて『クレヨンしんちゃん』を思い浮かべる方もいれば、『漫画アクション』に連載された重厚な劇画や、大人の人間ドラマを思い出す方もいるのではないでしょうか。長い歴史のある出版社なので、作品のジャンルも読み味もさまざまです。

  • 双葉社・漫画アクションの代表作を知りたい
  • 懐かしい名作と最近の注目漫画を比較したい
  • 青年漫画から日常系まで自分に合う一作を探したい

こんな悩みを解決するために、この記事では双葉社漫画おすすめ23選を紹介します。歴代の名作、映像化でも親しまれた作品、近年の話題作に分けて選びました。

【漫画アクションの歴代名作】双葉社漫画おすすめ8選

まずは、『漫画アクション』を中心とする双葉社漫画の歴代名作から8作品を紹介します。歴史劇、犯罪劇、SF、戦争と暮らしを描く作品など、長く読み継がれる漫画が揃っています。

1. 子連れ狼

🥇おすすめ度:87
★★★★★

幼い大五郎と冥府魔道を歩く拝一刀。父子の絆を描く劇画の名作

あらすじ

かつて公儀介錯人だった拝一刀は、陰謀によって立場と家族を奪われ、幼い息子・大五郎と旅に出る。乳母車を押しながら刺客として依頼を受け、追っ手と戦い続ける二人。父が剣を振るう傍らには、常にまだ小さな大五郎がいる。

親子は安住の地を求める旅とは違う、過酷な復讐の道を歩んでいく。

おすすめポイント

『子連れ狼』は、剣の戦いと父子の沈黙がひとつの物語になる劇画です。

拝一刀は多くを語らず、背負ったものを簡単には周囲へ説明しません。それでも、大五郎が父を見つめる表情や、厳しい旅の中で二人が共に過ごす時間から親子の結びつきが伝わります。

小池一夫さんの骨太な物語と小島剛夕さんの迫力ある画面が重なり、刀の間合いや時代の風景が鮮やかです。江戸の制度や裏社会の人間模様を知る面白さもあります。

暴力的な描写は少なくありませんが、時代劇の奥に親子の生き方を見たい方へおすすめしたい一作です。

大五郎が父の動きを黙って見つめる場面にも、普通の親子とは違う重みがあります。

長い旅だからこそ、わずかな優しさが大きく感じられます。


2. この世界の片隅に

🥈おすすめ度:81
★★★★

戦時下の呉で暮らすすず。小さな日常を守ろうとする女性の物語

あらすじ

絵を描くことが好きな浦野すずは、広島から軍港の町・呉へ嫁ぐことになった。慣れない家事や新しい家族との暮らしに戸惑いながらも、身近な工夫を重ねて毎日を過ごす。

しかし戦争は少しずつ生活の隅々へ入り込み、食料や物資の不足、空襲への不安が強まっていく。すずはささやかな幸せと失うことの怖さの間で日々を生きる。

おすすめポイント

『この世界の片隅に』は、歴史の大事件を一人の生活者の目線から見ることに意味がある作品です。

すずが料理の材料を工夫したり、家の人と何気ない会話を交わしたりする場面が丁寧に描かれるので、戦争前後の暮らしを身近に感じられます。こうの史代さんの柔らかな線と、穏やかな言葉遣いも印象的です。

その日常が少しずつ変わるからこそ、喪失の重みが強く響きます。戦争や死別に関わる重たい展開もありますが、戦時下を数字だけでなく人の暮らしとして知りたい方には大切な一作。映画とは違う漫画の間合いも味わってほしいです。

配給や暮らしの道具の描写から、当時の人々がどんな工夫を重ねていたのかも知ることができます。生活史としても味わい深い漫画です。


3. 童夢

🥉おすすめ度:80
★★★

団地で続く不可解な事件。日常が崩れていく超能力サスペンス

あらすじ

大きな集合住宅で、不自然な死や事故が相次いで起こっていた。捜査する警察官たちは原因をつかめず、住人も何が起こっているのかわからない。そんな団地に、新たに少女・悦子がやってくる。

彼女の存在が、建物の中に潜んでいた奇妙な力と関わり始める。いつもの生活風景が少しずつ恐ろしい場所へ変わっていく物語。

おすすめポイント

『童夢』の面白さは、ごく普通の団地が逃げ場のない異世界のように見えることです。

大友克洋さんは窓や階段、廊下といった集合住宅の構造を細かく描き、誰がどこにいるのか自然に理解させます。その空間で説明のつかない現象が起きるからこそ、不安が増します。

超能力を描く場面でも、建物の重さや壁の壊れ方が具体的なので、現実の物理感覚が伝わってきます。短くまとまった作品ながら、静かな捜査と大きな異変の緩急が鮮烈です。

残酷な場面もあるため、軽いミステリーより、濃密な心理・SFサスペンスを求める方におすすめ。

緊張が高まっても団地の景色はありふれたままなので、その落差がなおさら怖いです。

建物の奥行きまで読ませる画面づくりにも注目したいですね。


4. ルパン三世

🥉おすすめ度:80
★★★

怪盗ルパンと仲間たち。アニメとは違う辛口の犯罪コメディ

あらすじ

大胆不敵な怪盗ルパン三世は、世界各地で盗みや危険な仕事を企てる。銃の名手・次元大介や石川五ェ門、峰不二子、銭形警部らが関わり、追う側と追われる側が何度も入れ替わる。

鮮やかな計画が成功しそうになっても、裏切りや思い違いから事態は思わぬ方向へ転がっていく。モンキー・パンチさんが描いた原作漫画。

おすすめポイント

アニメ版のルパンを知っている方ほど、原作の乾いたブラックユーモアと荒々しさに驚くかもしれません。

漫画のルパンは洒落た台詞を交わす一方、常に好人物として描かれるわけではなく、犯罪者らしい危うさも強く感じられます。コマの構図や線の動きは自由奔放で、すばやいアクションと冗談が同じページに詰まっているのも魅力です。

不二子との駆け引きや銭形との追跡には、気の抜けない緊張と可笑しさが同居します。優しい冒険活劇だけを期待すると好みが分かれますが、漫画ならではの実験的な犯罪劇を楽しみたい方にはおすすめです。

登場人物たちの会話に漂う大人びた空気は、映像版から入った読者にとって新鮮かもしれません。短い話のテンポも独特です。


5. クレヨンしんちゃん

🥉おすすめ度:80
★★★

野原しんのすけが大人を振り回す。家族の日常を笑うギャグ漫画

あらすじ

春日部で暮らす幼稚園児・野原しんのすけは、マイペースでいたずら好きな5歳児。母のみさえ、父のひろし、妹のひまわりらと暮らし、幼稚園や近所でも騒動を巻き起こす。

大人の言葉を意外な意味に受け取ったり、予想外の振る舞いで相手を困らせたりする日常が、一話ごとの短いエピソードで描かれていく。

おすすめポイント

『クレヨンしんちゃん』は、子どもの自由さを通して大人の本音を笑う面白さがあります。

しんのすけは素直だからいい子というわけではなく、大人の建前を平気で崩してしまう厄介な存在。でも、ひろしやみさえが慌てる姿からは、家庭で暮らす大人の弱さや愛情も見えてきます。

アニメで親しんだ方も、原作漫画では初期の大人向けの冗談や辛口な空気に驚くかもしれません。臼井儀人さんの少ない線で表情を見せる絵柄も、会話のテンポを引き立てています。

家族漫画としての温かさと、少しひねった笑いを楽しみたい方におすすめです。

家族のそれぞれが弱点を持っていて、それでも一緒に暮らしている。その関係を少し意地悪な笑いで包んでいるのも印象的です。


6. 鎌倉ものがたり

🥉おすすめ度:79
★★★

鎌倉には妖怪も幽霊も暮らしている。夫婦で出会う日常の謎

あらすじ

鎌倉で暮らす推理作家・一色正和と妻の亜紀子は、穏やかな新婚生活を送っている。ところがこの町では、人間だけでなく妖怪や幽霊も普通に暮らし、不思議な出来事が日常的に起こる。

正和は奇妙な事件や相談事に出会い、亜紀子とともに思わぬ騒動へ関わっていく。昔ながらの町並みと怪異が自然に溶け合う物語。

おすすめポイント

『鎌倉ものがたり』は、幽霊や妖怪を怖がるだけの存在として扱わない世界観が魅力です。

古い家並みや坂道を歩けば、少し変わった住人や怪しい出来事に出会う。そんな鎌倉の姿が、ゆったりした絵柄と相性抜群です。正和と亜紀子の夫婦の会話には親しみやすさがあり、事件の合間には家庭の温かな時間も流れます。

派手な殺人トリックだけを追うミステリーとは違い、町に住む人の事情や不思議な結末を楽しめます。妖怪が身近な存在となるファンタジーや、短い人情話を少しずつ読みたい方におすすめです。

正和が怪異を当然のように受け入れる姿も、作品を不思議な町の日常として感じさせます。風景をじっくり眺める読み方にも向いています。

正和が怪異を当然のように受け入れる姿も、不思議な町の日常という読み味を支えています。


7. じゃりン子チエ

🥉おすすめ度:78
★★★

大阪の下町で働く少女チエ。笑いと苦労が入り混じる人情劇

あらすじ

大阪の下町でホルモン焼き屋を切り盛りする小学生・竹本チエは、頼りない父テツや周囲の大人たちに振り回されながら暮らしている。口は達者で商売にもたくましいチエだが、いつも大人の問題を一人で解決できるわけではない。

商店街の人々や個性的な猫たちも関わり、騒々しい日常の中に家族の思いが見えてくる。

おすすめポイント

『じゃりン子チエ』は、子どもなのに家計を気にするチエのたくましさが忘れられない作品です。

テツは困った父親で、周囲の大人たちも必ずしも頼りになるわけではありません。でも、誰かが苦しいときには町の人々が関わり、笑いの中から温かさが見えてきます。

大阪弁の掛け合いは勢いがあり、猫の小鉄たちも人間顔負けの存在感を見せます。下町の生活や家族関係には刊行当時の価値観も強く表れますが、誰かと助け合って生きる姿に惹かれます。

人情とギャグが入り混じった長編を読みたい方におすすめです。

チエが周囲の大人をあきれながら見守る表情には、子どもらしさと逞しさが同居しています。町全体を好きになる作品ですね。

チエが周囲の大人をあきれながら見守る表情に、子どもらしさとたくましさが同居しています。大阪の下町全体に愛着が湧く作品です。


8. 同棲時代

🥉おすすめ度:77
★★★

同じ部屋で暮らす若い男女。恋愛の喜びと不安を描く青春劇

あらすじ

1970年代の東京で、今日子と次郎は結婚という形を選ばず同棲生活を送る。互いを愛していても、仕事や暮らしへの不安、相手を思う気持ちのずれを抱えていた。

身近なものを共有する日々の中で、恋愛が単純な幸福だけではないことを知っていく。現実の生活を背景に、同じ場所で暮らす男女の心の動きを追う物語。

おすすめポイント

『同棲時代』は、恋人と暮らすことの甘さと息苦しさを正面から描いた作品です。

同じ部屋で過ごせる喜びがある一方、相手への期待や将来の不安が積み重なると、何気ない会話まで違って響いてきます。上村一夫さんの流れるような線は、人物の寂しさや都会の空気を美しく見せるのが印象的です。

恋愛を理想化するのではなく、社会の価値観や男女の役割に縛られる苦しさも描いています。現代の感覚とは違う表現が含まれるため、時代背景を意識しながら読むのがおすすめ。大人の恋愛や昭和の漫画表現に関心がある方に向いた作品です。

幸せそうな二人の姿と、ふと孤独を感じる瞬間が近くに描かれています。現代の恋愛ものと比べると表現の変化にも気づけるはずです。

【長く愛される・映像化作品】双葉社漫画おすすめ8選

続いて、長く愛されてきた双葉社の漫画や映像化作品を8作選びました。青春、心理サスペンス、ファンタジー、日常の笑いまで、幅広い読み味を揃えました。

1. orange

🥈おすすめ度:82
★★★★

十年後の自分から届く手紙。後悔を変えようとする青春SF

あらすじ

高校生の高宮菜穂のもとに、十年後の自分から書かれたという手紙が届く。そこには新しく転校してくる成瀬翔のことや、これから起こる出来事が記されていた。

半信半疑の菜穂だが、手紙の内容が現実と重なり始めたことで、大切な友達を救うために行動を変えようとする。友人たちと過ごす日々の選択が未来へつながっていく物語。

おすすめポイント

『orange』は、何気ないひと言や行動が相手の未来を変えるという切実なテーマが魅力です。

菜穂は手紙に答えを教えてもらっていても、勇気が出ず思うように行動できません。そのもどかしさが、友達との会話や教室の沈黙から伝わります。

翔の気持ちは外から見て簡単にわかるものではなく、仲間たちも少しずつ彼に寄り添おうとします。恋愛の甘酸っぱさと、後悔を抱える人の重い感情が交差するので、気軽な学園ラブコメとは読み味が違います。

心の不調や死を想起させる描写がある点には注意しつつ、友情の物語をじっくり読みたい方におすすめです。

友人たちが自分なりに翔へ声をかける姿も、物語を支える大きな魅力です。

友人たちが自分なりに翔へ声をかける姿も、物語を支える大きな魅力です。自分ならどう行動するか考えさせられるでしょう。


2. ぼくは麻理のなか

🥈おすすめ度:82
★★★★

目覚めたら憧れの少女の姿に。自己認識が揺らぐ心理サスペンス

あらすじ

大学に通う小森功は、大学生活になじめず、自分の部屋で過ごす時間が長くなっていた。日々の中でコンビニで見かける少女・麻理をひそかに見つめていたが、ある朝、目を覚ますと自分が麻理の姿になっていることに気づく。

周囲には彼を麻理として扱う人々がいて、元の自分の行方もわからない。小森は少女の生活を送りながら、奇妙な出来事の意味を探る。

おすすめポイント

『ぼくは麻理のなか』は、他人になったように見える体験から自己像へ迫るところが面白いです。

最初は入れ替わりを題材にした作品のように見えますが、物語は単純なファンタジーとして進むわけではありません。麻理の友人や家族との会話に違和感が重なり、読者も何が本当なのか探ることになります。

押見修造さんの表情描写は、人物が黙ったときの気まずさや、言葉にならない不安を強く伝えます。心理的に苦しくなる場面もありますが、自分とは何かを考えさせる物語を読みたい方におすすめです。

少女の生活を通して知らなかった関係が見えてくる怖さも印象的です。

少女の生活を通して知らなかった関係が見えてくる怖さも印象的です。視線の意味を読み返したくなります。


3. 放課後帰宅びより

🥉おすすめ度:80
★★★

寄り道が楽しい帰宅部の二人。先輩後輩の距離を描く青春漫画

あらすじ

高校生の佐藤瞬は、運動が得意でも部活に熱中できず、学校生活の居場所を探していた。そんな彼が出会ったのは、帰宅部を楽しむ先輩・佐藤直希。

放課後の道で何気ないことを試したり寄り道したりするうち、二人は少しずつ距離を縮めていく。大きな大会や事件ではなく、学校が終わったあとの小さな時間を大切にする物語。

おすすめポイント

『放課後帰宅びより』は、何でもない寄り道が二人だけの思い出へ変わるところに惹かれます。

先輩の直希は自由で、後輩の瞬は彼女に振り回されることもありますが、そのやり取りに自然な会話の間があります。

何か特別な成果を目指していないからこそ、少し遠回りをしたり知らない場所へ立ち寄ったりする行動が新鮮に映ります。表情や目線の変化も丁寧で、二人が互いをどう意識しているのか想像する楽しさがあります。

激しい事件は起こらないので、静かな青春やスローテンポな恋愛が好きな方におすすめです。

初めての寄り道を楽しむ表情に、二人の距離の変化もにじんでいます。

直希の自由な提案に瞬が戸惑いながら付き合うやり取りは、二人の距離の変化を感じられます。放課後の光景にも惹かれます。


4. 小林さんちのメイドラゴン

🥉おすすめ度:79
★★★

疲れた会社員の家にドラゴンが来訪。奇妙で温かい同居生活

あらすじ

会社員の小林さんは、ある日山の中でドラゴンのトールと出会い、酔った勢いで自宅へ招いてしまう。翌朝、訪ねてきたトールは人間の姿になり、メイドとして小林さんと暮らしたいと申し出る。

仕事に忙しい小林さんの生活へトールが加わり、さらにカンナをはじめ別のドラゴンたちも現れる。人間とドラゴンの価値観がぶつかる日常が始まる。

おすすめポイント

『小林さんちのメイドラゴン』は、種族の違う相手を家族のように受け入れていく温かさが魅力です。

トールは人間と感覚が違い、家事も日常の常識も独特のやり方でこなそうとします。小林さんが驚きながらも相手を頭ごなしに否定しないところが、二人の関係を心地よく見せます。

ドラゴンたちの圧倒的な力が時々描かれるから、穏やかな食卓との落差も楽しいです。カンナとの生活では親子に似た温かさも生まれ、登場人物が増えるほど賑やかになります。

SFやファンタジーの設定を使った日常コメディが好きな方におすすめです。

仕事帰りの小林さんが仲間と過ごす何げない場面も温かく感じます。

仕事帰りの小林さんが仲間と過ごす何げない場面にも、人間とドラゴンの新しい関係が表れています。


5. 富士山さんは思春期

🥉おすすめ度:79
★★★

背の高い少女・富士山さんと上場。秘密の交際を描く初恋漫画

あらすじ

中学生の上場優一は、背が高くて目立つ同級生・富士山牧央のことが気になっている。学校で顔を合わせる二人は、あるきっかけから互いの気持ちを知り、周囲に内緒で付き合うことになる。

しかし、恋人になったからといって、何を話せばよいかすぐにわかるわけではない。教室や帰り道で交わす何気ない言葉に、思春期ならではの戸惑いが積み重なる。

おすすめポイント

『富士山さんは思春期』は、好きな相手との距離が少しずつ変わる気恥ずかしさを描くのが上手い作品です。

上場と富士山さんは互いに惹かれていても、自分の気持ちをどう伝えたらよいのか迷います。大きな事件ではなく、目を合わせたり話しかけるタイミングを考えたりする場面に青春の空気があります。

富士山さんが背の高さを意識する一方、上場は彼女の存在そのものに惹かれている。そんな認識の違いも優しく描かれます。思春期の身体を見せる描写もありますが、二人の自然な会話や初恋の不器用さを味わいたい方におすすめです。

背の高さではなく一人の相手として向き合う姿に惹かれると思います。

背の高さではなく一人の相手として向き合う姿に惹かれると思います。教室での会話にも注目したいですね。


6. うちの妻ってどうでしょう?

🥉おすすめ度:78
★★★

妻との日常から自分の本音まで。妙にリアルな夫婦エッセイ

あらすじ

漫画家の福満しげゆきさんが、妻との結婚生活や仕事、日常で気になる出来事を描くエッセイ漫画。家の中でのささやかな会話や自分の小さな悩みが、独特の観察と語りによって漫画になっていく。

立派な夫婦の理想像を示す作品というより、日々の不満や心配、恥ずかしい思いまで、そのまま作品に持ち込むタイプのコミックエッセイだ。

おすすめポイント

『うちの妻ってどうでしょう?』は、自分でも説明しきれない感情まで漫画にする面白さがあります。

福満しげゆきさんの語り手は気にしすぎるところがあり、身近な出来事をどこまでも考えてしまいます。妻とのやり取りは何でもない会話でも、言い方や受け取り方のずれで可笑しさが生まれます。

格好悪い面を隠さず描くことで、読んでいる側も身に覚えのある小さな不安を思い出します。ただし独特のぼやきや自意識の強さは好みが分かれるところ。きれいに整った夫婦像より、生活の中にある不器用さを笑いたい方におすすめです。

妻が短い一言で語り手の空回りを受け止める場面も楽しいですね。

妻が短い一言で語り手の空回りを受け止める場面も楽しいです。夫婦の距離感を見つめ直せます。


7. 漂流ネットカフェ

🥉おすすめ度:77
★★★

ネットカフェごと異世界へ漂流。極限状態で揺れる人間関係

あらすじ

平凡な生活を送る会社員・土岐耕一は、偶然立ち寄ったネットカフェで昔の初恋の相手に再会する。しかしその店は、客や店員を乗せたまま異様な場所へ移動してしまう。周囲の景色は見知らぬものに変わり、外部と連絡することも難しい。

閉じ込められた人々は状況を理解できないまま、どう生き延びるかをめぐって衝突し始める。

おすすめポイント

『漂流ネットカフェ』の魅力は、見慣れた店が突然逃げ場のない場所へ変わる設定の怖さです。

ネットカフェという閉じた空間には、互いをよく知らない客たちが集まっています。そこで帰れる保証がなくなった瞬間、普段なら見せない感情や欲望が表れます。

主人公には家庭や初恋への思いがあるため、サバイバルだけでなく心理ドラマとしても緊張が続きます。押見修造さんの気まずい視線や沈黙を描く力も印象的です。ただし暴力や大人向けの刺激の強い描写が多く、読む人を選ぶ作品です。

人間の弱さを容赦なく描くサスペンスが好きな方におすすめ。

状況が変われば人間関係も変わる怖さを感じられる作品です。

状況が変われば人間関係も変わる怖さを感じられる作品です。閉鎖空間の細かな表情が効果的です。


8. かりあげクン

🥉おすすめ度:76
★★★

会社員かりあげ正太のいたずらが止まらない。職場発の4コマギャグ

あらすじ

会社員のかりあげ正太は、職場や日常で何かといたずらを仕掛ける人物。上司や同僚が真面目に仕事をしていても、本人は平然と独特の行動を取り、周囲を困らせてしまう。

会議や電話、通勤など、誰もが知る生活場面を題材にした短い4コマ漫画が続く。大きな事件を追うのではなく、日々の小さな可笑しさを楽しむ作品。

おすすめポイント

『かりあげクン』は、社会人の当たり前をいたずらでひっくり返す笑いが魅力です。

かりあげは悪びれた様子を見せず、いたずらを成功させても大げさに喜ばないので、その淡々とした態度が余計におかしく感じられます。植田まさしさんの少ない線で動きを見せる4コマは、空き時間に一話ずつ読めるのも嬉しいところ。

会社の設備や働き方には時代を感じる場面もありますが、それが昭和から続く職場の記録にもなっています。複雑な長編よりも、短いオチを気軽に味わいたい方におすすめです。

時代ごとの働く人の様子を四コマで見比べる楽しみもあります。

時代ごとの働く人の姿を4コマで見比べる楽しみもあります。仕事の合間に短く読むのにもぴったりです。

【現在の話題作】双葉社漫画おすすめ7選

最後は、いま話題の双葉社漫画から7作品を紹介します。異世界ファンタジー、仕事漫画、穏やかな日常から大人向けのコメディまで、近年の双葉社作品の幅広さを感じられます。

1. 鬼人幻燈抄

🥈おすすめ度:81
★★★★

江戸から平成へ続く鬼人の旅。長い歳月にまたがる和風ファンタジー

あらすじ

江戸時代の山間の集落・葛野で、青年の甚太は巫女の護衛役を務めていた。ある日、討伐に向かった森で不思議な鬼と出会い、遠い未来を予感させる言葉を聞く。

鬼と人が対立する世界で、甚太は自分の大切なものと向き合いながら長い旅を始める。江戸から明治、大正、昭和へと時代を越えて続く物語を漫画化した作品。

おすすめポイント

『鬼人幻燈抄』は、時代が変わっても消えない思いを追う和風ファンタジーです。

甚太の歩む道には怪異との戦いがあり、刀を振るう理由も時間とともに変わっていきます。長い歳月をひとりの人物の目線から見るので、普通なら別々の時代劇になる出来事が、一つの人生としてつながるのが面白いです。

原作は中西モトオさんの小説で、漫画版は里見有さんが作画を担当。人物の感情を絵で追える一方、原作とは巻数や進行が異なります。鬼と人の関係を描く長編を読みたい方や、歴史の移り変わりを味わいたい方におすすめです。

長い時間があるからこそ、小さな出会いが大きな意味を持つところも魅力です。

甚太が何を忘れずに生きるかという問いは、歴史の移り変わりと重なるほど重みを増します。時代劇好きにもおすすめです。


2. ダンジョンの中のひと

🥉おすすめ度:80
★★★

迷宮の裏側は職場だった。探索者と管理者が働く異色ファンタジー

あらすじ

盗賊の少女・クレイは、行方不明になった父を探すため迷宮へ挑んでいた。探索を続ける中で、ダンジョンの管理人を名乗るベルと出会い、迷宮が誰かによって運営されていることを知る。

罠や魔物が自然に現れると思っていた場所には、管理や整備の仕事があった。クレイはベルのもとで働きながら、ダンジョンの裏側を知っていく。

おすすめポイント

『ダンジョンの中のひと』は、冒険の舞台を働く人の視点で見直す発想が楽しい作品です。

冒険者から見れば恐ろしい罠や魔物も、管理する側には準備や配置、後片づけが必要です。クレイとベルの会話を通して、冒険ファンタジーのお約束が仕事の手順へ変わっていきます。

クレイは実力があっても、運営の知識はほとんどありません。その素直な驚きが読者の目線にも近く、難しい設定を自然に理解できます。戦闘の楽しさも残しつつ、仕事漫画のように段取りを考える面白さがある作品。

ダンジョンものを少し違う角度から楽しみたい方におすすめです。

ベルが働く場所の裏側を知るほど、普段見るダンジョンの景色も違って見えます。

ベルが働く場所の裏側を知るほど、冒険者が見ている景色も違って見えます。魔物を管理する工夫にも注目したいです。


3. 島さん

🥉おすすめ度:79
★★★

深夜のコンビニで働くベテラン店員。過去を抱えた優しさの物語

あらすじ

深夜のコンビニで働く島さんは、周囲の若いスタッフから親しまれる穏やかな男性。難しい客への対応も落ち着いていて、何かと困りごとを抱える同僚を支える。

だが、本人には簡単に人へ話せない過去があり、背中にはその一端を思わせるものが残っている。コンビニという身近な職場で、さまざまな人と出会いながら物語が進む。

おすすめポイント

『島さん』は、相手を責めずに受け止める大人の優しさが魅力です。

島さんは強い言葉で周囲を従わせず、困っている相手に一言をかけたり、必要な場面でさりげなく手を貸したりします。その姿からは、今までの経験が人への接し方につながっているように感じられます。

接客の場では理不尽な出来事も起こりますが、ただ客を悪者にするだけで終わらないところにも温かさがあります。大きな事件より、働く人の日常と小さな再出発を描く作品が好きな方におすすめです。

島さんが人をどう見ているかは、短い言葉や表情から感じられます。

島さんが人をどう見ているかは、短い言葉や表情から感じられます。コンビニという舞台も身近で親しみやすいですね。


4. 団地のふたり

🥉おすすめ度:79
★★★

幼なじみの50代女性二人。団地で続く気取らない日々を描く漫画

あらすじ

同じ団地で育った幼なじみの女性・なっちゃんとのえち。50代になった二人は、それぞれ違う仕事や暮らしを経験したあと、再び団地の近くで日々を過ごしている。食事を分け合ったり、昔の思い出を話したり、親のことを考えたり。

劇的な事件がなくても、毎日のやり取りの中から長い友情が見えてくる。藤野千夜さんの小説を漫画にした作品。

おすすめポイント

『団地のふたり』は、長く知る相手と気を張らずに過ごせる関係が魅力です。

なっちゃんとのえちは何でも考えが一致するわけではなく、だからこそ日常の会話が自然に感じられます。食べ物や仕事、年齢を重ねた家族との距離感など、大きな事件を使わずに暮らしを描くのがいいです。

双葉社『JOUR』で2026年4月から始まった漫画版は、志村貴子さんが作画を担当。原作小説やドラマと同じタイトルでも、漫画ならではの表情と会話の間を楽しめます。

穏やかな女性同士の友情や、生活感のある日常漫画を読みたい方におすすめです。

二人が年を重ねても変わらず笑い合える様子が、読者にも温かく響くはずです。

二人が年を重ねても変わらず笑い合える姿が、読者にも温かく響くはず。何気ない食卓の話にも魅力があります。


5. つぐもも

🥉おすすめ度:77
★★★

帯に宿った付喪神と少年。怪異との戦いが始まるラブコメアクション

あらすじ

母の形見の帯を大切にしている少年・加賀見一也の前に、ある日その帯の付喪神・桐葉が現れる。一也は妖怪に関わる騒動へ巻き込まれ、桐葉とともに怪異へ対処するようになる。

学校での日常が不思議な力によって変わり、仲間や敵となる存在も増えていく。付喪神の力を巡る戦いと、にぎやかな日常が交錯する物語。

おすすめポイント

『つぐもも』は、和風の怪異と格闘アクションの勢いが魅力です。

帯が人の姿になるという発想から始まり、付喪神の能力を使った戦いへ世界が広がっていきます。桐葉は強気で一也を振り回しますが、二人が協力して危険へ向かう場面では頼もしさもあります。

浜田よしかづさんの動きのある絵は、技の軌道や身体の動きがわかりやすく、戦闘シーンにも迫力があります。一方、肌の露出を含む大人向けのギャグがかなり多く、読者の好みが分かれる作品。

そうした作風も含めて、妖怪バトルとラブコメを楽しみたい方におすすめです。

日常の騒動に笑いながら、少しずつ広がる怪異の世界も楽しめます。

日常の騒動に笑いながら、少しずつ広がる怪異の世界も楽しめます。長編ならではの成長も見どころです。


6. 野原ひろし 昼メシの流儀

🎖️おすすめ度:75
★★

仕事中の昼食に全力。ひろしを主人公にした異色のグルメ漫画

あらすじ

野原しんのすけの父・野原ひろしは、会社勤めの日々の中で昼食の時間を楽しみにしている。限られた休憩時間と予算の中で、今日は何を食べるべきか考え、店を選び、料理と向き合う。

いつもの会社員としての姿に加え、食事の場面では思いがけない内面の語りが展開する。『クレヨンしんちゃん』から生まれた昼食スピンオフ。

おすすめポイント

『野原ひろし 昼メシの流儀』は、たった一食の昼ご飯を大きな出来事にするところが面白い作品です。

ひろしは高級料理ばかり食べるわけではなく、身近な店で何を頼むかを真剣に考えます。限られた時間の中で自分なりの食事の流儀を語る姿には、少し大げさな可笑しさがあります。

本編の家族ギャグとは違い、会社員の昼休みに焦点を絞っているのも特徴。原作は臼井儀人さんのキャラクターを用いた作品で、漫画は塚原洋一さんが担当しています。本編とは別の作風として、軽いグルメ漫画を読みたい方におすすめです。

昼食の選び方から働く人の小さな楽しみが見えるのも魅力です。

昼食の選び方から働く人の小さな楽しみが見えるのも魅力です。気になる料理を探す読み方もできます。


7. ピーター・グリルと賢者の時間

🎖️おすすめ度:74
★★

最強戦士が異種族の求愛に大混乱。騒がしい異世界ラブコメ

あらすじ

武闘祭で優勝し、地上最強の男となったピーター・グリルには恋人のルヴェリアがいる。しかし彼の強さを知った異種族の女性たちは、強い子孫を残そうとピーターへ迫り始める。

ピーターは思わぬ誘惑に振り回され、恋人への思いとその場の状況との間で悩み続ける。剣と魔法の世界を舞台にした大人向け寄りのラブコメ。

おすすめポイント

『ピーター・グリルと賢者の時間』は、最強なのに恋愛ではまったく落ち着かない主人公を笑う作品です。

戦士としては強いピーターが、異種族の女性たちに迫られると途端に狼狽する。その落差を毎回大げさに描き、異世界ファンタジーの王道を恋愛コメディへ変えています。

真面目に一人の相手を愛したいと思いながら、次々に困った状況へ巻き込まれる主人公の空回りが中心です。大人向けの刺激の強い冗談や描写が多いので、純粋な冒険漫画とは大きく異なります。

そうしたギャグが合う方へ向けた作品として選ぶとよいでしょう。

派手なギャグが続くので、軽い気持ちで笑いたいときに向いています。

派手なギャグが続くので、軽い気持ちで笑いたいときに向いています。表情の大げささも特徴的です。

【まとめ】双葉社漫画のおすすめ作品

書店の机に広げた多彩な漫画本とペン

双葉社漫画おすすめ23選まとめとして、同じ出版社でも漫画の面白さは一つではないと感じます。劇画の迫力なら『子連れ狼』『童夢』、家族と日常の笑いなら『クレヨンしんちゃん』、静かな青春なら『放課後帰宅びより』がおすすめです。

少し変わったファンタジーを読みたい方は『ダンジョンの中のひと』、大人の暮らしを味わいたい方は『団地のふたり』から始めるのもよいでしょう。双葉社や『漫画アクション』の歴史をたどりながら、今の気分に合う一作を選んでみてください。

劇画から日常コメディまでの幅広さが双葉社漫画の魅力です。重厚な物語を読みたい日と気軽に笑いたい日では、選ぶ作品も変わります。まずは今の気分に合う一冊を手に取り、気に入った作家の別作品へ広げてみてください。

参考文献

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