
競艇漫画には、スタートの一瞬と水面の駆け引きに熱くなる作品がそろっています。
ボートレースは、ターンでの攻防や艇の進む位置によって勝負の流れが変わる競技。漫画なら養成所へ入るまでの経緯や選手の成長に加え、競技を支える仕事の世界まで知ることができます。
- 『モンキーターン』以外にも面白い作品はある?
- 女子レーサーが活躍する漫画も読みたい
そんな方に向けて、この記事では競艇漫画おすすめ6選を紹介します。競技の王道から女性主人公の物語まで、読みどころを比べてみてください。
競艇漫画おすすめ6選
競艇漫画のおすすめ6作品を紹介します。レースの勝負だけでなく、選手の成長や競技を届ける人の仕事にも目を向けて選びました。
1. モンキーターン
🥉おすすめ度:80
★★★
競艇学校から水上の頂点へ。波多野憲二が覚える勝負の厳しさ
あらすじ
元高校野球選手の波多野憲二は、進路を模索するなかで競艇に出会い、ボートレーサー養成所へ入る。野球とは違い、モーター付きのボートで競い、スタートの判断や旋回技術を磨かなくてはならない。
同期の洞口雄大や青島優子らと厳しい訓練を乗り越えた波多野は、プロのレースへ挑んでいく。デビュー後は勝敗だけでなく、選手同士の関係や危険とも向き合うことになる。
おすすめポイント
『モンキーターン』は、レースの技術を主人公の失敗と成長から理解できる王道スポーツ漫画です。
波多野はもともと運動神経のよい青年ですが、ボートの扱いは初心者。旋回の仕方やスタートでの判断を覚えていく過程が丁寧なので、競艇を知らない読者にも面白さが伝わります。
ライバルの洞口は理論派で、同じレースへ臨んでも波多野とは違う考え方を持っています。青島との関係や、同期の仲間がそれぞれの進路を切り開く様子も見どころです。
河合克敏さんの描く水しぶきや競走艇の迫力は、短い直線の勝負にも緊張を生みます。レースへの理解を深めながら主人公の成長を追いたい方におすすめです。
2. 競艇少女
🎖️おすすめ度:72
★★
財閥の令嬢が水上の勝負に魅せられる。女性レーサーの挑戦
あらすじ
速水財閥の令嬢・速水晶は、何不自由なく暮らしていたが、ある日、男女が同じ舞台で速さを競う競艇に魅了される。家族が望む将来とは違い、晶は自分がレーサーとして勝負する未来を思い描き始める。
男女が同じレースで競い合える競技であることにも魅力を感じ、少女は自分の力で選手になる道を選ぼうとする。しかし、家族の反対や厳しい訓練など、華やかな生活では経験しなかった困難が待っていた。
おすすめポイント
『競艇少女』は、恵まれた暮らしを離れ、自分の目標を見つける少女の挑戦が中心です。
家柄やお金があっても、水上の競争で勝てるわけではありません。自分の判断で進むコースを選び、相手の動きに対応する競艇ならではの緊張が、主人公の新しい世界を作ります。
女性も同じレースへ出場できるという競技の特色に魅力を感じる一方、選手として認められるには地道な鍛錬が必要です。プロになるまでの苦労に加え、競技を続ける覚悟や周囲との関係にも目が向く作品です。
女性主人公のスポーツ漫画や、与えられた進路ではなく自分の意志で夢を決める物語を読みたい方におすすめです。
3. 透明アクセル
🎖️おすすめ度:70
★★
女子フィギュア選手をボートレーサーへ。広告マンの大胆な売り出し戦略
あらすじ
大手広告代理店「天博堂」に父親のコネで入社した新人・青木智也は、競艇の宣伝を担当することになった。
上司の宮本律子が考えたのは、有名なフィギュアスケート選手をボートレーサーへ転向させ、競技そのものを盛り上げるという計画。目標の選手へ断られた青木たちは、別の実力派スケーター・山田麻美を口説き、養成所へ送り出す。
広告会社同士の競争も加わり、大胆な企画が動き始める。
おすすめポイント
『透明アクセル』の面白さは、競艇を広告ビジネスの側から描く変わった視点です。
主人公の青木は天才レーサーではなく、コネ入社を気にしていた広告代理店の新人。彼が上司と考えるのはレースで勝つ方法ではなく、競艇に関心のなかった人へどう届けるかという問題です。
元フィギュア選手の麻美が転向を決めると、彼女自身が養成所で苦労する一方、宣伝を仕掛ける側にもライバル会社が現れます。三田紀房さんらしい大胆な仕事の発想と、選手の新しい人生が交差するところが魅力です。
競艇をビジネスの視点から知りたい方におすすめです。全3巻の比較的短い作品として読めるのも嬉しいところです。
4. ターニングレッド
🎖️おすすめ度:69
★★
幼なじみと同じ舞台で戦いたい。凪辻紅がレーサー養成所へ
あらすじ
中学生の凪辻紅は、幼なじみの井沢蒼生と一緒に高校へ進学するつもりだった。ところが蒼生は高校へ行かず、競艇選手になると宣言する。戸惑った紅は競艇場でレースを見て、水上で繰り広げられる勝負に心を奪われる。
男女が同じ舞台で競う競技なら、再び蒼生と対等に張り合えるかもしれない。そう考えた紅は、厳しいレーサー養成学校へ進み、新しい夢に挑戦し始める。
おすすめポイント
『ターニングレッド』は、幼なじみと同じ勝負の舞台に立ちたいという気持ちが爽やかな作品です。
紅と蒼生は子どもの頃には何でも競い合っていましたが、成長につれて男女で出場する競技が分かれてしまう。その距離をもう一度縮めようとする紅の行動が、競艇への挑戦につながります。
選手養成学校の規律や練習の厳しさも登場するので、恋心だけで夢が叶うわけではありません。水上の競争という題材を、少女漫画らしい感情の変化と結びつけたところが見どころです。
主人公自身が腕を磨き、好きな人と対等な相手になる物語を読みたい方におすすめです。
5. なみじょ!!!!!!
🎖️おすすめ度:67
★★
女子高「なみじょ」の養成所志望部。白波美波たちの爆笑ボートレースコメディ
あらすじ
東京・南千住のなみだばし女子高校で「ボートレーサー養成所に入ろう部」が発足する。海賊の末裔という女子高生・白波美波が入部すると、筋骨隆々の教官や独特な趣味を持つ仲間たちが待っていた。
美波たち六人は養成所の入所試験に向けて勉強や体力づくりへ挑むが、練習や会話はいつも騒がしい。競技の知識を交えながら、夢を追う女子高生の学校生活を描くギャグ漫画。
おすすめポイント
『なみじょ!!!!!!』は、女子高生がボートレーサー養成所を目指す入口になる作品です。
ボートレースは男女が同じレースで競う競技なので、女性選手もスタートや旋回、コース取りで勝負する必要があります。
美波たちは養成所へ合格するため、体力や知識など、普段の学校生活では経験しない課題に向き合います。
『モンキーターン』のようなプロの長編競技劇とは違い、養成所へ入る前の女子高生の賑やかな日常が中心。吉沢緑時さんの極端なギャグと、ボートレースへ向かう夢を一緒に楽しみたい方におすすめです。
6. ターンマークの鷹
🎖️おすすめ度:65
★★
元暴走族の少年がボートの世界へ。ライバルを追う熱血レーサー漫画
あらすじ
かつて暴走族として走っていた青年が、思いがけないきっかけから競艇に出会い、レースの世界へ挑戦する。水上のボートを乗りこなすには、道路を走るのとは異なる技術が求められる。
彼は勝ちたい相手を追って選手となる道へ進み、これまでとは別の競争に向き合うことになる。暴走族からレーサーへという大胆な転身を、勝負の熱気とともに描いた短編の競艇漫画。
おすすめポイント
『ターンマークの鷹』は、速く走ることへの情熱をボートレースに向け直す主人公の勢いが魅力です。
陸上の乗り物で培った感覚があっても、水面には波があり、競艇ではスタートや旋回の違いに戸惑うはず。新しい競技の難しさにぶつかりながら、追いかける相手へ勝とうとする筋立てには昔ながらの熱血漫画らしさがあります。
近年のボートレース漫画と比べると、細かな技術説明よりも人物の対立や勝負への思いが中心です。二巻という短い分量で読める作品なので、競艇を題材にした昔のスポーツ漫画を試したい方におすすめです。
昔ながらのスポーツ漫画らしい誇張はありますが、ライバルへ挑む気持ちが前面に出ています。短い作品だからこそ、競技へ飛び込む導入と勝負への情熱を勢いよく楽しめるはず。競艇漫画の歴史にも興味が湧く一冊です。
まとめ|競艇漫画は勝負の熱さと選手の成長から選ぼう

今回紹介した競艇漫画6選には、それぞれ異なる読みどころがあります。
🥉良作(おすすめ度:76〜80)
モンキーターン
🎖️入選(おすすめ度:71〜75)
競艇少女
注目作(おすすめ度:66〜70)
透明アクセル
ターニングレッド
なみじょ!!!!!!
注目作(おすすめ度:61〜65)
ターンマークの鷹
競艇を題材にした漫画は、選手が勝敗に向き合うだけでなく、養成所で技術を学ぶ過程や周囲の人との関係も描いています。まず競技の面白さを知りたいなら『モンキーターン』がおすすめ。波多野憲二の成長を追いながら、スタートや旋回の駆け引きを自然に覚えられます。
女性レーサーが自分の進路を選ぶ物語を読みたい方は『競艇少女』や『ターニングレッド』へ。『なみじょ!!!!!!』では、違う切り口で水上の勝負に向き合う登場人物に出会えます。選手の目線から少し離れてみたいなら、競艇の魅力を伝える仕事を扱った『透明アクセル』も候補です。
昔ながらの勢いあるスポーツ漫画が好きなら『ターンマークの鷹』が合うでしょう。全体を通して、レースの技術、夢への挑戦、競技を支える人々という三つの楽しみ方があります。読みたいテーマと作品の長さを比べて、気になる一作から手に取ってみてください。
参考文献
- BOAT RACE オフィシャルウェブサイト「ボートレースガイド」
- 小学館「モンキーターン」書誌情報
- 国立国会図書館サーチ:作品・出版情報の確認に使用。
- 文化庁「メディア芸術データベース」:漫画・アニメ作品情報の確認に使用。
