
ゾンビ漫画の魅力は、襲ってくる怪物の怖さだけではありません。
文明が崩壊した時に誰を信じるのか、学校や職場という日常が壊れたら人はどう動くのか、死者が戻ってきた時に愛情は残るのか。作品によって、サバイバル、青春、恋愛、社会風刺までまったく違うテーマへ広がります。
- 王道のゾンビサバイバル漫画を読みたい
- 怖いだけじゃなく青春や恋愛もある作品を知りたい
- 変わった設定や社会派のゾンビ漫画も探したい
この記事では、ゾンビ漫画おすすめ26選を5カテゴリに分けて紹介します。刺激の強い表現がある作品も多いため、苦手な方は作品ごとの注意点も参考にしてください。

定番のサバイバルから恋愛や社会派まで、ゾンビの描き方は作品ごとに違います。気になるジャンルから選んでください。
ゾンビ漫画の選び方

ゾンビ漫画の選び方は、恐怖の強さだけでなく、サバイバル・青春・恋愛など読みたい物語の方向で決まります。
極限のサバイバルと恐怖を味わいたい
街や学校が崩壊し、食料・移動・仲間選びまで生存へ直結する作品なら、『アイアムアヒーロー』『アポカリプスの砦』などが向いています。
危険な場面だけでなく、限られた物資をどう使うかという判断も読みどころです。
日常が壊れる過程を丁寧に描く作品ほど、「自分ならどうするか」を考えながら読めます。
学園・青春ドラマとして楽しみたい
学生たちの友情や学校生活とゾンビ災害を重ねた作品なら、『がっこうぐらし!』『セーラーゾンビ』などが候補です。
日常の明るさと終末世界の落差が強く、キャラクターへ感情移入してから恐怖が効いてきます。
恋愛やコメディ要素も欲しい
ゾンビ設定を恋愛やギャグへ使う作品もあります。
怖さを抑えて読みたいなら、登場人物の関係や笑いの比重も選ぶ目安になります。
『さんかれあ』のように死と恋愛を結びつける作品や、『ゾゾゾ ゾンビーくん』のように怖さを笑いへ変える作品なら、ホラーが苦手でも入りやすいです。
社会風刺や独自設定を重視したい
人間がゾンビから逃げるだけではなく、ゾンビ側を主人公にしたり、仕事・行政制度と結びつけたりする作品もあります。
ゾンビの設定が人間の暮らしや制度とどう結び付くかに注目すると、作品ごとの違いが見えてきます。
『空腹なぼくら』『就職難!! ゾンビ取りガール』などは、王道から外れた設定を楽しみたい方に向いています。
刺激の強い描写を確認する
ゾンビ漫画は、身体損壊や恐怖表現、成人向けの描写を含む作品が少なくありません。
試し読みでは絵柄と描写の強さを見て、自分が読み続けられるか確かめてください。
苦手な方は電子書籍の試し読みや出版社の作品紹介で作風を確認してから読むのがおすすめです。
【王道サバイバル】ゾンビ漫画おすすめ6選
まずは、感染拡大や社会崩壊の中で生き残る王道サバイバル6選です。
1. アイアムアヒーロー
🥉おすすめ度:80
★★★
冴えない日常が少しずつ崩れる。日本の街で始まるリアルな感染パニック
あらすじ
漫画家アシスタントとして働く鈴木英雄は、仕事にも恋愛にも自信を持てず、冴えない日々を送っている。そんな日常の中で、周囲の人間の様子が少しずつおかしくなり、やがて感染した人々が街を襲う大規模なパニックへ発展する。
英雄は手元にある限られた装備と判断力で、生存者たちと逃げ続けることになる。
おすすめポイント
世界が突然切り替わるのではなく、「何かがおかしい」という違和感が日常へじわじわ侵入するところが怖いです。主人公が最初から頼れる英雄ではないため、混乱した群衆の中でどう判断するかにも現実味があります。
感染者の挙動や大量の人間が崩れていく街の描写も迫力があり、日本を舞台にしたゾンビものならではの身近さがあります。
2. ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
🥉おすすめ度:80
★★★
ブラック企業から解放された終末世界。やりたいことに挑む異色のゾンビ漫画
あらすじ
ブラック企業で心身ともに疲れ切っていた天道輝は、ある朝、街がゾンビだらけになっていることに気づく。しかし最初に感じたのは、会社へ行かなくていいという解放感だった。
輝は「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をリスト化し、友人たちと終末世界を旅しながら、仕事に奪われていた人生を取り戻そうとする。
おすすめポイント
世界が終わっているのに、主人公にとっては人生が始まるという逆転設定が最大の魅力です。ゾンビの恐怖を保ちながら、やりたかったことへ挑戦する明るさがあるため、重い終末ものが苦手でも入りやすいです。
ブラック企業や働き方への風刺もあり、「生きるために働くのか、働くために生きるのか」という問いが物語の根にあります。
3. 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
🥉おすすめ度:78
★★★
学校から始まる感染パニックと派手なアクションが続く高速サバイバル
あらすじ
突然、人を襲う死者が街へあふれ、高校も安全な場所ではなくなる。生徒たちは校内から脱出し、家族の安否を確認するため街へ向かうが、感染拡大によって道路や避難場所も混乱している。
武器や車を確保しながら、生存者同士の対立にも向き合い、少人数の仲間で生き延びる道を探していく。
おすすめポイント
学園から街へ一気に崩壊が広がり、立ち止まる暇なく危機が続くスピード感が魅力です。キャラクターごとに得意分野が違い、武器や移動手段を使った派手なアクションも多くあります。
一方で刺激の強い描写もあるので、読む前に作風を確認したい作品です。
4. アポカリプスの砦
🥉おすすめ度:77
★★★
少年院という閉鎖空間から始まる、不良少年たちのゾンビチーム戦
あらすじ
無実の罪で少年院へ送られた前田義明は、癖の強い同室の少年たちと生活することになる。外の世界ではゾンビ災害が広がり、閉ざされていた少年院も安全ではなくなる。
協調性のない少年たちは、生き残るために互いの能力を利用し、施設を出て危険な世界へ踏み込んでいく。
おすすめポイント
普通なら仲間になりにくい不良少年たちが、極限状態でチームを組まざるを得ないところが面白いです。閉鎖された少年院は最初こそ守られた場所に見えますが、逃げ道が少ないため一度崩れると恐怖が増します。
それぞれの少年に得意分野や過去があり、単なる足手まといではなく役割が生まれます。
5. Z~ゼット~
🎖️おすすめ度:73
★★
ゾンビ災害下の市井の人々を描く、ブラックユーモア混じりのオムニバス
あらすじ
ゾンビ災害が起きた世界を舞台に、特定の英雄だけを追うのではなく、さまざまな場所で生きる人々のエピソードを描く。逃げる者、家族を守ろうとする者、状況を利用する者など、それぞれの選択が短編的に積み重なり、終末世界の社会全体が少しずつ見えてくる。異なる立場から災害を眺めることで、同じ世界で起きる出来事にも別の意味が生まれる。
おすすめポイント
「世界を救う主人公」ではなく、普通の人が災害の中でどんな選択をするかを複数の視点から見られるのが魅力です。恐怖だけでなくブラックユーモアも混じり、人間の滑稽さや身勝手さが浮かびます。
一つの長い冒険より、終末世界の断片を集める読み味が好きな方に向いています。
6. インフェクション
🎖️おすすめ度:66
★★
隔離された学園から始まる感染パニック。長編ならではの拡大する危機
あらすじ
学校内で異常な感染者が現れ、生徒たちは突然のパニックへ巻き込まれる。閉鎖された空間から脱出しようとする中で、感染の原因や周囲の状況も少しずつ明らかになり、危機は学校だけに留まらず広がっていく。
仲間との協力や恋愛感情も絡み、長編サバイバルとして展開していく。
おすすめポイント
学園という身近な場所が一気に感染地帯へ変わる導入と、長編ならではのスケール拡大が見どころです。生存者同士の関係や謎も増えていくため、単純な逃走だけでは終わりません。
危機が続く中で、誰を信じ、どう行動するかという判断にも目が離せません。
【学園・青春】ゾンビ漫画おすすめ4選
続いて、学校生活や若者の友情とゾンビ災害を組み合わせた学園・青春のゾンビ漫画4作品を紹介します。
1. がっこうぐらし!
🥈おすすめ度:83
★★★★
かわいい学園生活の裏にある過酷な現実。事前情報なしで読みたい名作
あらすじ
学校で寝泊まりしながら「学園生活部」として楽しく過ごす少女たち。授業、食事、部活動のような明るい日常が描かれるが、その世界には大きな異変が起きている。
少女たちはそれぞれ違う形で現実と向き合いながら、学校という限られた場所で生活を続けていく。
おすすめポイント
かわいらしい日常系の見た目と、世界の現実との落差を利用した構成が最大の魅力です。初見では情報を知らない方が効果を感じやすく、読み進めるほど序盤の場面の意味も変わります。
ゾンビの恐怖だけでなく、喪失をどう受け止めるかまで描く心理描写も心に残ります。
2. セーラーゾンビ
🎖️おすすめ度:72
★★
ゾンビ世界でも続く青春。女子高生の友情と恐怖が交差する学園ドラマ
あらすじ
ゾンビが存在する世界で、女子高生たちが学校生活と生存の両方へ向き合う。世界が危険になっても、友人関係や恋、学校で過ごす時間への思いは簡単には消えない。
若者らしい明るさとゾンビの恐怖が同じ日常に存在し、少女たちは仲間と支え合いながら生き残ろうとする。
おすすめポイント
終末世界だから青春を諦めるのではなく、怖い状況でも「普通の高校生でいたい」という気持ちを残すのが特徴です。ゾンビものとしての緊張と、女子高生同士の軽やかな関係が交互に描かれます。
日常を取り戻したい思いがあるからこそ、危険に向き合う場面も印象に残ります。
3. バイバイ人類
🎖️おすすめ度:70
★★
日常へ紛れ込む「何か」。女子高生の視点で迫る正体不明の恐怖
あらすじ
普通の女子高生たちが暮らす日常の中へ、明らかに様子のおかしい人間が少しずつ現れ始める。最初は何が起きているのか分からず、周囲の誰が安全なのかも判断できない。
主人公たちは異変の正体を探りながら逃げ、身近な人間まで信用できなくなる恐怖へ巻き込まれていく。
おすすめポイント
最初から「ゾンビです」と答えを見せず、普通の人間に見える相手への違和感を積み重ねるのが怖いです。敵のルールが分からない段階では、戦うより「誰を信じるか」が重要になります。
女子高生の日常から始まるため、世界規模の終末より身近な恐怖を感じやすい作品です。
4. キングダム オブ ザ Z
🎖️おすすめ度:64
★★
ゾンビを操る少女という奇抜な設定で進む学園サバイバル
あらすじ
ゾンビがあふれる世界で、普通なら逃げるしかないはずのゾンビを操る力を持つ女子高生と、彼女に関わる少年たちが生き残りを目指す。ゾンビを敵として倒すだけでなく、利用できる存在として扱うことで、他のサバイバル作品とは違う戦い方や人間関係が生まれる。力の使い方をめぐって、人間同士の思惑も絡み合っていく。
おすすめポイント
「ゾンビから逃げる」というジャンルの基本を反転させ、ゾンビを戦力として使う設定が最大の見どころです。その分、リアルな感染パニックよりキャラクターとアイデアを楽しむ作品に近くなっています。
通常のゾンビ作品とは異なる力関係が、次の展開を読みにくくしています。
【恋愛・コメディ】ゾンビ漫画おすすめ4選
続いて、ゾンビ設定を恋愛や笑いへ広げた恋愛・コメディのゾンビ漫画4作品を紹介します。
1. さんかれあ
🥉おすすめ度:78
★★★
ゾンビ好きの少年と、ゾンビになった少女。恋と死生観が交差するラブコメ
あらすじ
ゾンビへ強い憧れを持つ少年・降谷千紘は、ある出来事をきっかけに少女・散華礼弥と出会う。家庭に問題を抱える礼弥は、自分の人生を変えたいと願う中で死に関わる出来事へ巻き込まれ、やがて普通の人間とは違う存在になる。
千紘は彼女を守ろうとしながら、ゾンビである彼女とどう関係を築くか悩んでいく。
おすすめポイント
「ゾンビの女の子と付き合いたい」という軽い願望から始まり、本当に死者と向き合うことの重さへ進むのが面白いです。礼弥はゾンビになったことで自由を得たように見えますが、身体の変化や家族との問題は消えません。
ラブコメのかわいらしさと、死や家族からの自立をめぐる切実なドラマが重なります。
2. ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない
🎖️おすすめ度:73
★★
なぜかゾンビに襲われない男。特殊な立場を利用する終末サバイバル
あらすじ
街にゾンビがあふれ、人々が逃げ惑う中、主人公だけはなぜかゾンビから襲われない。普通の人間なら外へ出るだけで命が危険な状況でも、彼は比較的自由に行動できる。
その特異な立場を利用して物資を集め、生存者と関わる一方、終末世界で人間関係や欲望の問題にも巻き込まれていく。
おすすめポイント
「ゾンビに襲われない」という圧倒的な有利条件が、人助けにも自分の欲望にも使えるため、主人公の倫理そのものが物語の焦点になります。普通のサバイバルとは違い、恐怖より「この力をどう使うか」が重要です。
主人公の選択を通じて、終末世界での人間関係と倫理を考えさせられます。
3. ゾンビランドサガ
🎖️おすすめ度:70
★★
佐賀のご当地アイドルはゾンビ。死後の再出発を笑いと歌で描くコメディ
あらすじ
交通事故で亡くなった源さくらは、ゾンビとして目を覚ます。彼女を待っていたのは、ゾンビの少女たちで佐賀県を盛り上げようとするアイドル企画だった。正体を隠しながらステージに立つ彼女たちは、失敗や戸惑いを重ねつつ、グループとして歩み始める。
おすすめポイント
死者がアイドルとして再出発する意外性と、メンバーごとの過去を織り交ぜた賑やかなコメディが魅力です。ゾンビが人を襲う恐怖ではなく、特殊メイクや正体隠しから笑いを生むので、ホラーが苦手な方にも手に取りやすい一作です。
アイドルとして舞台へ立つ姿と、過去に向き合う場面の両方を楽しめます。
4. ゾゾゾ ゾンビーくん
🎖️おすすめ度:68
★★
ゾンビなのに怖くない。子ども向けに死者の世界を笑いへ変えたギャグ漫画
あらすじ
ゾンビを主人公に、日常の騒動やドタバタを描く子ども向けギャグ作品。通常のゾンビ漫画なら恐怖の対象になる設定を、身体の特徴や不思議な能力を使った笑いへ変えている。
怖い場面を楽しむ作品ではなく、ゾンビという存在をキャラクターとして親しみやすく見せる。
おすすめポイント
ゾンビ=怖いという前提を完全に外し、子どもが笑えるキャラクターへ作り替えているのが魅力です。本記事の他作品とは対象年齢も読み味も大きく違い、ゾンビジャンルの幅広さを感じられます。
短い話から読めるので、怖い作品へ入る前の一冊としても選びやすいでしょう。
【社会派・異色】ゾンビ漫画おすすめ6選
続いて、ゾンビを社会制度、仕事、倫理へ結びつけた社会派・異色のゾンビ漫画6作品を紹介します。
1. ウォーキング・キャット
🥉おすすめ度:76
★★★
終末世界を歩く一匹の猫。人間の絶望に寄り添う小さな希望
あらすじ
ゾンビ災害によって崩壊した世界を、一匹の猫が歩いていく。猫は人間のように世界の原因を理解しているわけではないが、行く先々でさまざまな生存者と出会い、それぞれの生活や別れへ関わる。
人間側の物語は入れ替わりながら、猫の旅を通して終末世界の複数の人生がつながっていく。
おすすめポイント
人類を救う英雄ではなく、状況を理解しきれない猫を中心に置くことで、終末世界の悲しさを別の角度から見る作品です。猫の存在が、生存者にとって一瞬の安心や人間らしさを取り戻すきっかけになります。
全3巻と読みやすく、長い設定説明もありません。
2. 空腹なぼくら
🎖️おすすめ度:74
★★
人類を滅ぼしたゾンビが、人間を増やそうとする逆転サバイバル
あらすじ
人類がほぼ滅んだ世界で、一体のゾンビが「人間を増やす」という目的を持って行動する。通常ならゾンビは人類を減らす側だが、本作では生存する人間を守り、増やさなければ自分たちの未来もないという逆転した状況が生まれる。
ゾンビ側の論理と人間側の感情が交差し、予想しにくい展開へ進む。
おすすめポイント
「ゾンビ=人間の敵」というジャンルの前提をひっくり返し、ゾンビ側に人類存続の必要性を持たせる発想が秀逸です。人を守る理由が善意とは限らないため、倫理的にも簡単には割り切れません。
生き残った人間側にも事情や欲望があり、計画どおりには進まない点も面白いです。
3. ゾンビ屋れい子
🎖️おすすめ度:73
★★
死者を蘇らせる少女が怪事件へ挑む、猟奇ホラーアクション
あらすじ
死者をゾンビとして蘇らせる力を持つ少女・姫園れい子が、さまざまな怪事件や異能力者と関わっていく。死者から情報を得たり、蘇った存在を戦いへ使ったりと、一般的なゾンビサバイバルとは違う形でゾンビが物語へ組み込まれる。
怪奇、復讐、能力バトルが混ざり合う独特の作品だ。
おすすめポイント
ゾンビが世界を埋め尽くす災害ではなく、「死者を呼び戻す能力」として扱われるため、ホラーと能力バトルの中間のような読み味があります。
能力を使って何を明らかにするかが、事件ごとの読みどころになります。
事件ごとに蘇生の意味も変わり、死者だからこそ明かせる真実が使われることもあります。
4. 不死と罰
🎖️おすすめ度:70
★★
歌舞伎町のホテルに閉じ込められた青年の罪とゾンビ災害
あらすじ
歌舞伎町のホテルを舞台に、過去に罪や後悔を抱える青年が、突然広がるゾンビ災害へ巻き込まれる。閉ざされた建物の中で生存者同士が出会い、それぞれの事情を隠しながら協力する必要が生まれる。
外の脅威だけでなく、自分の過去や人間同士の不信も物語の緊張を強めていく。
おすすめポイント
「生き残りたい」という本能と、「自分は生きていいのか」という罪悪感を同時に描くところが特徴です。ゾンビから逃げるだけなら単純な状況でも、主人公の内面が重なることで選択に別の意味が出ます。
極限状態での選択を追うほど、主人公の抱える罪の重さも伝わってきます。
5. ゾンビの星
🎖️おすすめ度:69
★★
ゾンビだらけの地球で、のんびり暮らす少女の脱力系サバイバル
あらすじ
地球がゾンビだらけになった世界で生きる21歳の星はるか。過酷な終末のはずなのに、彼女の毎日はどこか気ままで、騒動もユーモラスに描かれる。ゾンビの脅威を背景にしながら、肩の力が抜けた日常が続いていく。
おすすめポイント
世界が終わったような状況と、はるかのマイペースな暮らしの落差が楽しい作品です。生存競争の緊張よりも、ゾンビという題材を気軽な笑いへ変えた作風を味わえます。
怖いゾンビ作品が続いた後に読むと、同じ題材の印象が大きく変わるはずです。
6. 就職難!! ゾンビ取りガール
🎖️おすすめ度:68
★★
就職先はゾンビ回収業。労働問題を終末設定へ落とし込む仕事漫画
あらすじ
非力なゾンビが街にあふれる日本。零細ゾンビ回収業者「ゾンビバスターズ」で働くメカ好きの青年のもとへ、就職難の新卒女性がアルバイトとして加わる。
青年は新人の指導役を任され、道具を工夫しながら二人でゾンビを捕獲していく。
おすすめポイント
世界が滅びるのではなく、ゾンビが存在する社会にも仕事と雇用が生まれるという発想が面白いです。怪物退治をヒーローの使命ではなく労働として描くことで、就職や待遇への風刺が見えてきます。
本格ホラーより仕事漫画としての面白さを求める方、社会制度へゾンビ設定を混ぜた変化球を読みたい方におすすめです。
【ダークホラー】ゾンビ漫画おすすめ6選
最後に、恐怖や残酷さを強く押し出したダークホラー6作品です。
1. 屍鬼
🥉おすすめ度:79
★★★
閉鎖的な村で死者が増えていく。人間と「屍鬼」の境界が崩れる名作ホラー
あらすじ
山に囲まれた小さな村で、原因不明の死が相次ぐ。最初は病気や偶然と思われていたが、亡くなったはずの人間が再び現れ、村人たちは異常な存在の気配へ気づき始める。
医師や住民たちは原因を探る一方、「屍鬼」と呼ばれる存在にもそれぞれ生きる理由があり、村全体は次第に人間と死者の争いへ巻き込まれていく。
おすすめポイント
「人間が被害者、怪物が加害者」という単純な構図を途中から崩し、どちらが残酷なのか分からなくなるのが本作の怖さです。閉鎖的な村だからこそ、噂や家族関係、昔からのしがらみが事件へ強く影響します。
厳密には一般的なゾンビとは異なる「屍鬼」という設定ですが、死者の蘇生、集団感染、共同体崩壊を描く近接ジャンルの名作として外せません。
2. 血まみれスケバンチェーンソー
🎖️おすすめ度:74
★★
スケバン×チェーンソー×改造死体。勢いで押し切るバイオレンスアクション
あらすじ
チェーンソーを武器にするスケバンの少女が、改造された死体や異形の敵を相手に激しい戦いを繰り広げる。学校や街を舞台に、通常のゾンビサバイバルとは違う派手なアクションが続き、敵も味方も常識外れの人物ばかり。
恐怖より、悪趣味すれすれの勢いとブラックユーモアを楽しむタイプの作品だ。
おすすめポイント
怖がらせるより「ここまでやるのか」と笑ってしまうほど過剰なアクションへ振り切っているのが魅力です。チェーンソーという武器の荒々しさと、スケバンというキャラクター性が作品のテンションを最後まで支えます。
派手な場面を楽しみたい読者ほど、この振り切れた作風に引き込まれるでしょう。
3. 東京アンデッド
🎖️おすすめ度:70
★★
東京で広がる感染。都市崩壊を正面から描く王道ゾンビホラー
あらすじ
東京で異常な感染が広がり、人々が次々と人を襲う存在へ変わっていく。交通網や建物が多い大都市は、避難する人々で混乱し、簡単には安全な場所へ逃げられない。
生存者たちは物資と移動手段を確保しながら、感染者だけでなく他の人間の判断にも警戒し、生き延びようとする。
おすすめポイント
東京という身近な大都市を、そのままゾンビ災害の舞台へ変える王道感が魅力です。駅、道路、建物など普段見慣れた場所が危険へ変わるため、海外作品とは違う現実感があります。
普段の生活圏を思い浮かべながら読むと、逃げ道の少なさがより切実に感じられます。
4. 異骸―THE PLAY DEAD/ALIVE―
🎖️おすすめ度:69
★★
ゾンビと人間を行き来する生徒たち。疑心暗鬼が広がる学園ホラー
あらすじ
学校で生徒たちが異常な状態へ変化し始める。完全に人間性を失うわけではなく、ゾンビのような状態と人間の状態を行き来する者もいるため、誰が安全で誰が危険なのか簡単には判断できない。
仲間だった相手を信じるか排除するかで意見が割れ、学園内の人間関係が崩れていく。
おすすめポイント
敵と味方を見た目だけで分けられず、「今は人間でも次はどうなるか」という不安が人間関係を壊すのが本作の特徴です。感染者をすぐ倒せばいいとは限らないため、サバイバルより疑心暗鬼の心理戦が強くなります。
誰を助け、誰を疑うかという迷いが、戦いそのものと同じくらい緊張感を生みます。
5. 火星ゾンビ
🎖️おすすめ度:66
★★
映画館デートの日常が感染パニックへ。女子高生カノンのサバイバル
あらすじ
バレンタインデー、女子高生の音無カノンは憧れの先輩と映画『火星ゾンビ』を見に行く約束をする。当日、高田馬場で待ち合わせた彼女たちは、予期しないゾンビ騒動に巻き込まれていく。
普段の街が危険な場所へ変わるなか、カノンは仲間と生き残る道を探す。
おすすめポイント
映画を見に行くはずの一日が感染パニックへ変わるという導入に、身近な街で起きる恐怖があります。女子高生カノンを中心に、突然の危機と人間関係を描く点が特徴です。映画の題名と現実の災害が重なる設定も印象的です。
6. クルエラー ザン デッド
🎖️おすすめ度:65
★★
感染者オズが東京を覆う。元感染者の二人が安住の地を目指す旅
あらすじ
凶暴化した感染者オズが世界に広がり、東京の社会秩序も崩壊する。生存者たちは安住の地を求めてドームへ集まっていた。いったん感染しながら製薬会社のワクチンで人間に戻ったマキと将太も、危険な街を抜けてドームを目指す。
おすすめポイント
ワクチンで人間へ戻った元感染者の旅を軸に、感染の恐怖と生存者の移動を描くパニックホラーです。行き先となる東京のドームまでの道のりが、危険に満ちた街の広がりを伝えます。
直接的な恐怖とアクションを重視する方に向く一作です。
ゾンビ漫画を読む前に確認したいポイント

ゾンビ漫画を読む前の確認点として、連載状況と描写の強さを見ておきましょう。
完結・休載・連載状況を確認する
ゾンビ漫画は長期連載や未完作品もあります。
特に『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』は未完のため、結末まで読みたい方は事前に確認しておきましょう。
一気読みするなら完結作から選ぶと安心です。
グロテスク、成人向け、心理的に重い描写の有無を確認する
身体損壊の強いホラー、成人向けサービス表現、家族や心的外傷を扱う重い作品など、刺激の種類は作品ごとに違います。
単に「ゾンビ漫画だから怖い」だけでは判断できません。
苦手な表現がある方は試し読みや出版社の紹介を確認してから選びましょう。
電子書籍の試し読みで作風を確かめる
同じゾンビ漫画でも、写実的で怖い作品、ギャグ寄り、恋愛中心など画面の雰囲気は大きく違います。
電子書籍の試し読みを使えば、絵柄や刺激の強さ、台詞量まで確認できます。
まず数十ページ読んで、自分が求める怖さに合っているか確かめるのがおすすめです。
まとめ|好みの恐怖と人間ドラマでゾンビ漫画を選ぼう

ここまで紹介したゾンビ漫画26作品は、感染の恐怖を正面から描くものから、青春や恋愛、社会制度を題材にしたものまで幅広くあります。まずは読みたい雰囲気に近いカテゴリを選ぶと、作品を絞りやすくなります。
🥈傑作(おすすめ度:81〜85)
がっこうぐらし!
🥉良作(おすすめ度:76〜80)
アイアムアヒーロー
屍鬼
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
アポカリプスの砦
さんかれあ
ウォーキング・キャット
🎖️入選(おすすめ度:71〜75)
Z~ゼット~
セーラーゾンビ
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない
空腹なぼくら
ゾンビ屋れい子
血まみれスケバンチェーンソー
おすすめ度:66〜70
インフェクション
バイバイ人類
ゾンビランドサガ
ゾゾゾ ゾンビーくん
不死と罰
ゾンビの星
就職難!! ゾンビ取りガール
東京アンデッド
異骸―THE PLAY DEAD/ALIVE―
火星ゾンビ
おすすめ度:61〜65
キングダム オブ ザ Z
クルエラー ザン デッド
はじめて読むなら、日常が崩れる過程を丁寧に描く『アイアムアヒーロー』や、明るさと終末を組み合わせた『ゾン100』から入ると、ジャンルの違いが分かります。学園の人間ドラマを重視するなら『がっこうぐらし!』、恋愛なら『さんかれあ』が候補です。
一方で、古典的なゾンビ像から離れたい方には『空腹なぼくら』や『ウォーキング・キャット』が向いています。残酷描写や連載状況も作品ごとに異なるため、購入前に試し読みと出版社の作品情報を確かめ、自分が楽しめる恐怖の強さで選んでください。
参考文献
